• "都市計画街路事業"(/)
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  1. 近江八幡市議会 2015-09-16
    09月16日-04号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    平成27年第3回 9月定例会         平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会                    平成27年9月16日(水) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 個人質問   第3 質疑   第4 決算特別委員会の設置及び委員の選任   第5 委員会付託1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 個人質問   日程第3 質疑   日程第4 決算特別委員会の設置及び委員の選任   日程第5 委員会付託1. 会議に出席した議員(24名)   1番  竹 尾 耕 児 君        2番  重 田   剛 君   3番  井 上 芳 夫 君        4番  岡 山 かよ子 君   5番  辻   正 隆 君        6番  奥 田 孝 司 君   7番  岡 田 彦 士 君        8番  西 津 善 樹 君   9番  小 西   励 君        10番  中 田 幸 雄 君   11番  片 岡 信 博 君        12番  北 川 誠 次 君   13番  平 井 せい治 君        14番  大 林   宏 君   15番  園 田 新 一 君        16番  田 中   好 君   17番  井 狩 光 男 君        18番  池 上 知 世 君   19番  川 崎 益 弘 君        20番  加 藤 昌 宏 君   21番  橋     博 君        22番  井 上 佐由利 君   23番  山 本 英 夫 君        24番  西 居   勉 君1. 会議に欠席した議員(なし)1. 会議に出席した説明員(21名)   市長      冨士谷 英 正 君  副市長     津 村 孝 司 君   副市長     吉 田 正 樹 君  区長      大 林 輝 男 君   教育長     日 岡   昇 君  総合政策部長  野 田 健 志 君   総務部長    川 端 康 仁 君  総務部理事   姓 農 彰 宏 君   市民部長    江 南 仁一郎 君  市民部理事   小 西 正 彦 君   福祉子ども部長 鳥 居 広 子 君  福祉子ども部理事津 田 幸 子 君   都市産業部長  廣 瀬 信 之 君  都市産業部理事 水   平 作 君   水道部長    西 村 清 司 君  教育部長    廣 瀬   敏 君   総合医療センター事業管理者      総合医療センター事務長           宮 下 浩 明 君          奥 山 文市郎 君   会計管理者   堤   美知子 君  秘書広報課長  今 井 良 治 君   財政課長    益 田 卓 弥 君1. 議場に出席した事務局職員(4名)   事務局長    西 川 昭一郎   事務局次長   森 野 克 彦   主幹      岡 村 泰 孝   副主幹     山 本 敦 志               午前9時30分 開議 ○議長(園田新一君) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(園田新一君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 辻 正隆君 奥田孝司君の両名を指名します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 個人質問 ○議長(園田新一君) 次に、日程第2、個人質問に入ります。 まず、井上佐由利君の発言を許します。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) おはようございます。日本共産党の井上です。よろしくお願いします。 私、先に、さきの台風18号による茨城県の常総市並びに境町の皆さんには心からお見舞いを申し上げます。 それでは、一括質問で質問に入りたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず最初に、不要不急の開発大型事業、福祉教育削る市政運営は改めるべきということで質問をしたいと思います。 監査委員の健全化判断比率の報告には、本市においては現在、近江八幡市環境エネルギーセンターや篠原駅周辺整備等に加え、桐原コミュニティエリア整備事業等の整備が進行中であるとともに、耐震に配慮したにぎわいの市役所整備など、今後大きな負担が生じる事業が計画されている、これらの事業を進めることによる起債の増加、その後の公債費等の増加が財政的な圧迫要因となる等、大型事業推進の財政的影響を指摘しています。 合併による安土の一般会計年間40億円のそれに伴う収入増とスケールメリットで財政的なゆとりが生まれるはずでしたが、なぜ監査委員が指摘するこのような状況になっていくのか、それは簡単なことです。収入を無視した市長の過大な、しかも不要不急の開発大型事業のせいやと私は思います。その結果、市の独自施策であり市の顔とも言える補助金や事業が削られています。 一例ですが、近江八幡の収穫祭の補助金が減額された、あるいは子ども会連合会女性団体連合会などからもそのような声を聞きます。また、事業においても、きのうの質問にもありましたように、すこやかサポーターの事業が10月から打ち切りなど、ありとあらゆる場面で、議員が知らないところでもたくさん出ていると思います。今後も補助金の削減、事業見直しが行われることは必至な状況です。 大型事業が優先して、市民生活に影響が出るような補助金や事業の打ち切り、削減は、直ちに改めるべきと考えます。市民は強くこの点を求めていると思います。財源確保に八幡版ふるさと納税を行おうとしているだけに、なおさらです。 これから新年度予算編成に取り組まれるが、どのように考えておられるのか、総括的に所見をいただきたいと思います。 続きまして、安土町総合支所、安土地域自治区についてお聞きしたいと思います。 安土町総合支所の充実や支所の利用について、さきの議会では、子育て支援センターや保育園の分園、また出先機関としてのさまざまな手続を行っているとの答弁でした。支所は、安土町のまちづくり、産業、文化の拠点です。ここがなくなれば、安土町は寂れます。支所を通じてのまちづくりになるように、具体的な政策をお聞きをしたいと思います。 当然、自治区10年以後も支所が存続されるべきと考えますが、いかがでしょうか。 また、この9月の安土地域の地域防災訓練が、安土学区、老蘇学区に分かれて行われましたけれども、その効果はどのようなものだったのか、お伺いをしたいと思います。 続きまして、中部清掃組合離脱についてです。 これは橋議員の質問にも重なりますけれども、改めてもう一度お聞きをしたいと思います。 清掃組合離脱の方向にありますが、安土地域には中部清掃組合の最終処分場があります。あと15年は使用することができると聞いておりますので、上出、石寺、衣笠台の自治会、さらには地元の3地区の環境対策委員会も含めた地元住民の合意が既に得れているのか、市の見解を伺いたいと思います。 続きまして、安土小学校のトイレ改修、雨漏れ対策について質問したいと思います。 6月議会は、安土小学校のトイレ臭が以前よりましになっているとした答弁でした。7月に、教育長と一緒に、私は安土小学校のトイレを見に行きました。保護者も子どもたちも臭いと言っています。安土中学校のようにトイレの洋式化の改修をするべきと考えます。 桐原東小学校は、文部科学省からトイレ大賞を受けられたと聞いております。安土小学校のトイレ改修、雨漏れ対策、なぜ進めていかないのか、市の見解をお伺いしたいと思います。 続きまして、図書館についてお聞きしたいと思います。 図書館懇話会は、市の諮問機関として設置されたと思います。3回の懇話会は、そして結論はどのようにまとめられたのでしょうか。 私も2回傍聴に行きました。新庁舎建設時に3つ目の図書館をつくる方向での議論が進められているように思います。3つ目の図書館を公立で運営しようとしているのか、民間で運営しようと考えているのか。市長は株式会社の市政運営だけに、保育園しかり、幼稚園しかり、包括支援センターまでも民営化を進めてきているだけに、図書館全体についての今後の運営についてどのように考えているのか、所見を求めたいというふうに思います。 最後に、生活保護についてお聞きしたいと思います。 生活保護世帯に対して住宅扶助の引き下げが行われました。具体的に金額などをお示しください。 老朽化した市営住宅から武佐団地への移転に伴い住宅課が支出しました移転費用、協力金なんですが、それは収入と判断した根拠をお示しください。 また、生活保護に係る過去の以前の公共料金、水道やあるいは市営住宅の滞納金を生活保護世帯の扶助費から差し引くことができる根拠についてもお示しいただきたいと思います。 以上で初問とします。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) おはようございます、皆さん。 それでは、早速でございますが、井上議員の5点の質問のうち、不要不急の大型事業、福祉教育を削る市政運営についてのご質問にお答えいたしたいと存じます。 現在取り組んでおります事業は全て必要なものでございまして、本来ならば今までに年次計画に基づく施設整備であるはずの、市民生活に不可欠なインフラ整備でもあるわけであります。これらの取り組みは、新市基本計画、また市民の皆さん方との約束であるローカルマニフェストに基づきまして行っている事業でもあるわけであります。 また、福祉や教育を削ると言われておりますけれども、少子・高齢社会対策あるいは教育の充実として、例えば最近では、所得に応じて中学3年生まで段階的に外来あるいは入院、外来すなわち通院費でありますけれども、並びに入院医療費につきましても無料化等の事業を進めているところであります。また、教育におきましても、さらなる国際化、情報化に向け、英語教育初めICTを導入する等、教育環境の充実にも取り組んでいるところであります。 引き続き、今後の人口減少社会を見据えながら、行財政改革の手を緩めることなく、あらゆる事業に対して見直しを徹底していきたいと考えます。あわせて、不要不急の開発大型事業とは一体何を指して言われてるのか、もしよろしければ参考までにお教えいただきたいと思います。 さらに、今日までの事業は、先ほど述べました事業は、本会議で議員の皆さん方が慎重審議、目を干しながら議論をしていただいてご審議をいただいた結果、議会の議決を経て執行をさせていただいてるものばかりであります。執行部が一存でやったのは一つもありません。それをあたかも否定されるようなことのように考えられるんですけれども、まさに民主主義を否定されることにこれは相通ずるものではないのかなあという、逆に疑念を感じざるを得ません。 質問されるのはご自由でありますけれども、やはりこれは民主主義のルールに基づいて決定されたものを否定をされる。法律が決まった、しかしそれを破ればこれは罰則規定があるんです。でも、議会で決まったことを否定をしたり批判をすること、罰則規定はないということで否定されるというのは、これはいささか理解に苦しむと言わざるを得ません。 以上です。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 大林区長。             〔区長 大林輝男君 登壇〕 ◎区長(大林輝男君) 井上佐由利議員の安土町総合支所、自治区についてお答えをさせていただきたいと思います。 地域自治区は、市町合併から最長でも10年間、平成32年3月31日までの設置期間をもって終了となります。総合支所につきましては、市町合併によります影響等を調整する、すなわち本庁との連絡調整などを担う補完的な機能を有する出先機関でございます。市町合併から5年が経過する中で、総合支所から本庁への担当課の統廃合により、その業務は減少してきております。総合支所としての機能につきましては、最長でも地域自治区の設置期間内であることから、総合支所の廃止を見据えた検討が必要であると認識をしております。 次に、去る9月6日に安土学区並びに老蘇学区の各学区単位で実施されました総合訓練につきましては、災害時の対応に不可欠である学校単位の自立力の高揚を両学区とも目標に上げられ、実施をされました。特に要援護者の安否確認や救助体制の明確化を訓練の柱とされまして、日ごろからの家族やご近所、町内会、また自治会単位での助け合い、すなわち自助、共助の精神に立脚した内容でございました。 両学区の住民の皆さんによります主体的な訓練を拝見させていただきまして、大変心強く感じたわけでございます。今後とも両学区単位のさらなる防災意識の高揚が図られますことを念願しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 川端総務部長。             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕 ◎総務部長(川端康仁君) それでは、井上議員のご質問の中に新年度予算編成の取り組みに係るご質問がございましたので、お答えを申し上げます。 平成28年度当初予算編成については、本市が確実に収入できる最大限の歳入予算を見積もりながら、歳出では、継続している生活インフラ整備事業の予算、市民生活に欠かすことができない各種扶助費や借金の返済となる公債費などの義務的に要する経費を確実に確保した中で進めているところでございます。 一方、健全財政を維持するためにも、入りをはかりて出るを制すとありますように、あらゆる歳入の確保も重要事項と捉え、歳入の範囲において、多くの行政課題の解決に向けて対応しなければならないと考えており、事業実施における優先順位を考慮しながら予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 江南市民部長。             〔市民部長 江南仁一郎君 登壇〕 ◎市民部長(江南仁一郎君) 皆さんおはようございます。 それでは、井上議員の、中部清掃組合からの脱退についてのご質問にお答えをいたします。 さきの議員にもお答えをいたしましたが、現在竹町地先に整備中の新一般廃棄物処理施設が、平成28年8月から本格的に稼働いたします。このことから、経費の削減と合併による二重行政を解消することを目的に、安土地域の一般廃棄物につきましても中部清掃組合から脱退をし、平成29年4月から当該施設においての処理を行う計画でございます。 中部清掃組合からの脱退につきましては、非公式にではありますけれども、構成市町に対して平成29年3月末をもっての脱退の意思をお伝えしておりますが、脱退に係る手続につきましては、今後、中部清掃組合管理者会での内諾を得た後に本格的な事務手続に入るということになってまいります。 また、お尋ねの最終処分場の継続使用に関しての地元同意につきましては、平成27年4月1日付で3年間の協定書が締結されていることから、脱退後においても今までどおりの運用となるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 鳥居福祉子ども部長。             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕 ◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 井上議員の生活保護についてのご質問にお答えをいたします。 まず、生活保護世帯に対する住宅扶助費についてでございますが、平成27年1月1日より、家賃、間代等の限度額が引き下げとなりました。国が定める休止基準により、本市の場合、1人世帯では3万9,000円から3万5,000円、2人以上の複数世帯においては、これまで6人世帯までは一律5万700円でしたが、細分化され、2人世帯は4万2,000円、3人世帯から5人世帯は4万6,000円、6人世帯は4万9,000円と、それぞれ引き下げられました。これに伴い、新基準を超える家賃の方には転居指導を行っているものです。 しかしながら、今回の引き下げについては経過措置が設けられております。新基準も旧基準も超えている場合、新基準は超えているが旧基準の範囲内である場合、転居によって通院通学に支障を来す場合、転居によって自立を阻害するおそれがある場合など、さまざまなケースがあるため、処理基準を設け、それぞれのケースに対応を行っています。 次に、武佐団地建設に伴う移転費用の収入認定についてお答えをいたします。 生活保護受給中の収入については、生活保護法第4条の保護の補足性の原理から、収入認定すべきものであり、移転対象者に支払われた移転費用20万円は収入として認定をします。しかし、移転に伴う移送費、家財処分費、NTT及びCATV等の移設費、新旧住宅設備の相違により必要な家具、什器等の必要な経費については、それぞれ控除しています。 逆に、移転に伴う経費が20万円を超えた場合には、その超えた額を扶助費で計上しています。住宅課から支払われた20万円から被保護者が移転に必要とした額を控除し、残額がある場合は収入として認定しています。 お尋ねの根拠につきましては、生活保護法による保護の実施要領に基づくものです。 次に、生活保護を受ける以前の公共料金の滞納分も扶助費から差し引いているものについては、水道料金、介護保険料、市営住宅使用料等があります。これらについては、被保護者の方がそれぞれの担当課で手続を行い、生活に支障のない範囲で分納の額を設定されているもので、生活保護費から引き去りについては申し出により行っているものです。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 廣瀬教育部長。             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕 ◎教育部長(廣瀬敏君) 皆さんおはようございます。 井上佐由利議員お尋ねの、安土小学校のトイレ改修、雨漏れ対策をなぜ進めないかの見解についてお答えいたします。 安土小学校につきましては、昭和45年に建設し、その後、増築を行い、平成9年に耐震改修を完了しております。当初に建設した校舎は建築後45年、増築部分についても30年以上が経過し、老朽化が進んでおります。また、児童数は市内で3番目に多い学校であるにもかかわらず、グラウンド面積は約6,000平方メートルで、市内同規模の桐原東小学校と比較しても約5,000平方メートル狭い状況にあります。さらに、児童数が増加傾向にあることなども勘案すると、地域の意向を踏まえながら改築などの整備を検討する必要があります。 このことについては、安土学区まちづくり協議会が中心となって意見の集約にご尽力いただいているところであり、その結果を踏まえ、市の方針を決定することになります。昨日の西津議員に市長が答弁をされましたように、安土学区としての結論を早期に出していただけることをお待ちしております。 したがいまして、トイレ改修は、箇所数にもよりますが、6,000万円から7,000万円の予算が必要となりますので、市民の合意形成を図るためには、将来展望を見据えつつ、中期的な視点に立って慎重に検討すべきと考えております。 なお、安土小学校の南棟の雨漏れやトイレのにおいにつきましては、その都度対策を講じており、対策後、南棟での雨漏れはありません。トイレのにおいについても、改善できました。 しかし、雨降りの日は、廊下や教室に影響はありませんが、1階のトイレ内でにおいがあることは認識していますので、引き続き他の対策を行い、注視してまいります。 次に、図書館についてのご質問にお答えいたします。 6月議会で議員からのご質問にお答えいたしましたが、近江八幡市における図書館のあり方懇話会は、近江八幡市全体の読書環境について幅広い見地から議論していただき、これからの近江八幡市にふさわしい図書館のあるべき方向性を取りまとめ、教育委員会に報告をいただくために設置されたもので、市の諮問機関ではありません。 議員のご質問では、市新庁舎建設時に3つ目の図書館をつくる方向での議論が進められているとのことですが、この懇話会では、近江八幡市まちづくり構想、22世紀を目指したまちづくりビジョン近江八幡市庁舎整備基本構想を見据えながら、現在、近江八幡と安土の2館の図書館がある中で、3つ目の図書館をつくることで近江八幡市の図書館サービスがどのように向上し、将来の近江八幡市の読書環境が充実していくかについて議論をしていただいております。 次に、新しい図書館を公立で運営しようと考えているか、民間で運営しようと考えているかについてのご質問ですが、懇話会では、幾つかの事例を参考にしながら近江八幡市の読書環境についての議論を進めていただいており、具体的な運営方法については議論をしておりません。 最後に、図書館全体の運営についてどのように考えているかというご質問ですが、近江八幡市には現在、近江八幡図書館と安土図書館の2館があります。それぞれの図書館の特色を生かしながら基本的な図書館サービスを行う中で、市民の方々が図書館に何を望まれているかをしっかりと受けとめ、新たな市民のニーズに応えられるよう図書館サービスを展開し、読書環境の充実を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 回答漏れはありませんか。 質問はありませんか。 井上佐由利君。
    ◆22番(井上佐由利君) それでは、再質問していきたいと思います。 市長、最初に答弁いただきました。私が言ったことを、そんなことないということですごい否定されてるんですけれども、私の質問は、監査委員さんが起債の増加やその後の公債費等の増加が財政的な圧迫要因となると、この財政的影響を指摘しておられるので、その点での認識をお聞きをしておきたいんです。 そういう意味では、例えば不要不急の過大な大型事業で財政が苦しくなると私が言ったのは、例えば学校では、もう建設されておりますけれども、大規模な、例えば耐震と大規模改修だけで対応できた例えば金田の小学校なんかではどうだったのかなと、三位一体がどうだったのかなと、そう思います。今回、エネルギーパーク、都市公園なんですけれども、プールだけでも18億円という予算がつけられて行おうとされている、そういうことが本当に今最優先課題なのかどうか、私はそういうに思っています。 その結果、市長は、後でまたお話ししますけど、私が今聞いてる範囲でも、さっきの質問でも言うたように幾つかもう削られている、あるいは今回の議会の質問でもあったように子どもの医療費の無料化だってもっと拡大してほしい、あるいはグループホームだってもっとつくってほしい、すこやか支援員さんだってもっと何で継続してくれないんだ、議会からもこういう声出てるやないですか。そういうなんが本当に今削るというか、それも見ていただけない状況にあるというふうに思うんです。 例えばこの間聞いたのは、岡山の放課後児童クラブです。来年は100人近くなるという状況が、何の手だても今されていない。あるいは、この間ちょっと竜王のほうで聞いたんですが、この東近江圏域、近江八幡以外は学童保育所の例えば処遇改善の予算が国にあるんだそうです。ただ、それは市はその予算を国に上げていただけないからそういう処遇改善の申請もされないと、それもお金がないからだという話もお聞きしました。 あるいは、保育所の建設は一向にしていただけません。実際私は、してもらえないので、今はあいた公共施設でも転用したらどうやという話もしてきまして、何とか今、小規模の保育事業所をつくられるとかそういう対応をされますけれども、でも根本的な解決にもならない。乳児は解消されても、今後、3歳児の待機児童もふえるというふうに私は思います。待機児童も県内3番目に多いこの近江八幡市で、そういうことを一つ一つなぜしていただけないのか、じゃあ。ということを思っています。 例えば市長先ほどおっしゃったように、例えば子どもの医療費だって、確かに小学校3年生まで今回広げられましたけど、それ低所得者だけなんですよ。対象者は、予算のとき聞いたときに2,400人おられます。でも、その対象は、通院においても240人です。1割です。ただ、私が思うのは、そういう不要不急、こういう過大な大型事業で財政が苦しくなって、市民が求めることがなかなか解決されないというのはどうなのかと、そこを私はちゃんと考えていただきたいと、このように思っています。いかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 井上議員の言われることをそのまま聞きますとお金が幾らあっても足らないと、こういうことが言えると思います。したがって、不要不急だって、金田小学校だって、ここで議論を目を干しながら議員の皆さんにしていただいたんですよ。それで、教育環境どうなの、もうそれも築後50年近くたってる小学校どうなのということで、これは建てかえがええということで、皆さん議員として決めていただいたんです。それを井上議員は、いやそら補強でいい。そらそういう意見はあるでしょうけれど、これみんなで決めたことなんですよ。それが不要不急の、無駄とは言いませんけど、不要ですから無駄に近いですよね、必要ないということですから。そういうことを言われることがどうなのかなというのがわからん。 だから、監査委員の言われてることはもっともな話。公債費がふえることはわかってることなん。皆さん全部わかりながら、やらなきゃならない。やらなきゃならないから、皆さんは若干の公債費ふえても頑張ってほかで、また執行部にも歳入の確保もいろいろ考えるだろうというふうな期待も含めて、今までずうっと議会はこれは運営をさせてもらって、皆さんも真剣な議論してきていただいたんですよ。 だから、福祉だって、いわゆる不要不急というのはそちらだと思うんですね。今一番困ってなさるのは、生活に困ってなさる人たちの子どもの医療費どうすんやということちゃいますか。前も言いましたように、鳩山由紀夫さんのように年間十何億も入ってはる人の孫さんの医療費を無料にしたって何の効果もないでしょう。やっぱり不要不急というのは、不急は、生活に困ってる人たちを何とかやろう。福祉というのは、僕はいつも言ってるんですけれども、社会的弱者の人たちに日を当てることだと思ってるんですよ。高給サラリーの人は社会的弱者とは言わない。それは不急だと思います、それこそ財源あればやればいいと思います。今のとこないですから、皆さんに相談をして、じゃあそれやったら生活のいわゆる所得に応じてやろうやないかというふうに決めていただいたんですね。 そら井上さんの議員が言われてることはご無理ごもっともだったら議会もそういうことで理解をされると思いますけれども、どなたもとは言いませんけれども、そのようなご意見はごく少数であったということも考えていただきたいと思います。したがって、不要不急というのは、そのとおりやってるんですよ。サラリーマン、高給取りの人たちに医療費を無料にするよりも、やっぱり教育環境で困ってるところ、しかも耐震で困ってるとこ、そこに回そうやないかということで決めていただいたんですから、ひとつご理解を賜りたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) やり方を考えるべきだったと私は言ってきました。市長、いずれにしても今後、市民が必要とする事業あるいは補助金カットは全面的に大なたを振られてほしくないので、ここはしっかり頼んでおきたいと思います。 それと、市長が、心の豊かさがあふれた品格ある町にしたいって本会議で言っておられるので、そこはやっぱり市民生活ある住民活動の大事なところを削ったらあかんと私は思うので、よろしくお願いしたいと思います。 きょうの新聞に載っておりました。厚生労働白書ね、来月閣議決定されるようですけれども、やっぱり子育て支援が全面大事やということを言ってるんですよ、国は。待機児童もそうです。今、女性の結婚された子どもを持ってる77%の人たちが子育て不安を抱えてるんですよ。ですから、子育てが安心できる、それは低所得者だけじゃありません。今、若い人たちは非正規労働が多いですから、所得が低いんです。ですから、きっちりみんなに医療費無料化だって進めるべきだと私は思っていますので、そういうふうに私は考えていただきたい。 でもただ、予算には限りがあるので、大型をどんどん進めればそこに使うお金は少なくなるので、それで私は心配して言ってるんです。ということで、よろしくお願いしたい。ですから、住民が今度来年度予算、これも削られた、これも削られた、これ見てくれんかったと、こういう声がないようにしっかりとやっていただきたいというふうに思います。 次に行きます。 次、安土町総合支所についてお聞きをしたいと思います。 先ほど区長のほうが、支所についてお聞きしましたら、支所については廃止を見据えてというふうにおっしゃいましたけれども、自治区とともに10年以内に廃止をしようと思って考えてる、それだけ考え方をお聞かせください。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 井上議員にも初問でお答えいたしましたが、市町の合併から5年を経過いたしました。今日までの経過状況から見てみますと、全て組織的に本庁との業務移管をしておりまして、業務そのものも減少しております。ただ、自治区といたしましては、合併によります地域の方々の不安や戸惑い等々もありますので、それを調整しながら、施策がスムーズに進むようにという一つの責務もございます。そういう中で、自治区としては、特例で定めております期間が10年ということでございますので、そういう絡みから、その自治区が終了する期間をもって総合支所としての機能も同時に廃止を見据えて検討をしていかなければならないということを考えているということを初問でお答えをさせていただいたわけでございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) それは区長のお考えでしょうか。もう一回お答えください。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) これは私の考えもしかりでございますが、行政全体に考えてみますと、いろいろと本庁機能あり支所機能ありということになりますと、当然、二重行政等々のことも考えられますので、その面も踏まえて全体として考えていくべき、こういうふうに認識をしております。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 自治区と支所は別ですので、私は支所が10年過ぎたらなくなるというのは住民また怒らはるなというふうに思います。これは今後またちょっと頑張っていきたいと思います。 それと、今回の防災訓練について、ちょっと住民さんからたくさん苦情をいただきました。区長のほうにも届いているかどうかわかりませんけれども、当日、7時のいつも鳴っておりましたサイレン、今回鳴りませんでした。従来とは違った。呼びかけも緊張感のないアナウンス。今、鬼怒川の決壊のように本当に想定外の災害が起こることを前提に、私は従来のようにサイレンも鳴らして、訓練、訓練、訓練、3回鳴って、そしてアナウンスが始まる、こういうことでずっとやってきているのに、何で今回からこんな事態になったのか、これ下豊浦の区事務所でも皆さん怒ってはりました。 ほんで、今回、支所でも災害対策本部の立ち上げをして、区長を中心に防災訓練を行われたのか、そこは私大事やと思っていますので、今回どうだったのか、もう一度お答えください。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 井上議員がご指摘をされてます防災無線によります周知でございますが、この件については当然、安土学区の方々に周知をするに至って、訓練とはいえ、これは災害というのは起こってはならないことでございますので、訓練ということを前提に、早朝の時間に安土学区の方々に訓練という状況で心配をなされないようなことで周知をさせていただきました。流したことは事実でございます。ただ、安土学区の地域によりましては、これは一部だというふうに私は……。 ◆22番(井上佐由利君) サイレン流してない。 ◎区長(大林輝男君) いや、話を聞いてください。そういうことで、放送はしております。ただ、一部の下豊浦の方々から、聞こえなかったよという声は聞いておりますが、この無線の装置というのは切りかえができてますねけども、ちょっと装置の機能が不十分でありましたので、それを点検を今後していかねばならんということは承知をしております。ほんで、流してないとか周知をしてないとか、そういうことではございません。質問と食い違うのかわかりませんけども、防災無線が鳴ってないということですね。 ◆22番(井上佐由利君) サイレン鳴らなかったじゃないですか。 ◎区長(大林輝男君) えっ。 ◆22番(井上佐由利君) サイレンが鳴ってない。 ◎区長(大林輝男君) サイレン。サイレンはもう鳴らすとか鳴らさないとかということは学区の方々と協議済みでございます。ただ、防災無線で知らせていこうということで周知徹底をさせていただいたということでございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 私、老蘇学区の方からも聞いてきたんです。今回サイレン鳴らなかったねって。区長の東老蘇の方からも聞きました。それで、何でなんかなと。私ちゃんと聞いてきたんですよ。安土学区も聞いてきましたけどね。 ただ、今回各学区でされたのはそれはそれでいいとしても、今までのようにサイレンも鳴らした防災訓練、本当に災害が起こったときに、この音を聞いたら何かあるぞっていうことでずうっとやってきたわけじゃないですか。それを何でこんな急に変えるのかと皆さん怒って、そういう意味で皆さん苦情が出てるんですよ。もう一度お答えください。 それに、災害対策本部を立ち上げて、区長が中心に防災訓練行ったのか、この点についてもお聞かせください。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) まず、自治区長が中心にこの訓練をやったのかということでございますが、決してそういうことではございません。これは昨年度、老蘇学区と安土学区で一度合同でやったんですけども、昨年の自治連合会の役員の会長さん方が、ことしはそれぞれの学区でやっていこうやないかということで、まず自分たちの学区の地域でいざとなった場合の防災の訓練をやろうやないかというようなことで決められまして、ただ、学区内で防災訓練が実施されるということで、区長といたしましてもほったらかしにはできませんので、行政の立場として参加をさせていただいたということでございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 私は、自治区があるので、やっぱり自治区でもう一つ何か防災に関するかかわりができたらいいかなというふうに思いますので、また今後考えていただきたいと思います。 それと、今回の折にちょっと言わせていただきますけど、防災行政無線ね、受信器は各戸に1台配付されているのかどうか、お答えください。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 防災無線につきましては、新しく安土区域内に転居なり住まいをされましたならば、事前に申し込みをしていただいて提供をさせていただいております。ただ、住民の皆様方から、もう防災無線はいいよと、やかましいでいいよという方もおいでになります。強制的にはしてません。ただ、必要やという方につきましてはこちらのほうから提供させていただいているという現状でございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 区長、そんなんでいいんですか。事前に申し込んだ人だけ、転居された方しか与えられない、そんでいいんですか。 ○議長(園田新一君) 質問ですか。 ◆22番(井上佐由利君) 要らぬ人でも、何かの折はそれで聞いて災害に備えるわけですから、そんな対応でいいんでしょうか。それも支所で申し込まないとあかんのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 要らないと言われるからどうのこうのやなしに、やっぱり安土地域には従来からの防災無線がありますので、行政としては提供させていただいてるというのが基本でございます。ただ、持って帰られても線もつながない、ぽいとほったらかしというのもございますので、何も強制的に要らなんだら、はいよろしいかということやなし、事情は説明をさせてもらっておるということでございますので、その辺もご理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) これも事前申し込みでないと、事前に申し込みに行って、もらうという形になるんでしょうか。例えば本庁で転居の手続をされた方はどのようにされておられるのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 当然、区域の中にお住まいになられましたら、それなりの手続がされます。窓口でもそういうようなことでお知らせをしております。 それともう一点は、わざわざもう要らんよという形でそれ持って、もう要らんということで支所に持ってこられます。何で要りませんのと聞きますと、うるさいとか、もうこれは用はないとか、そういう方もありまして、いやちょっと待ってくださいということで親切丁重に言うてますけど、要らんというて持ってきはりますさかいに、それは今後の方々に、受信器を傷んでないか点検させてもらって、また次の方に使っていただくということの手配をやってるということでございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 基本は皆にお渡しして、緊急のときにどう対応するかというのも知らせるわけですから、そこはきっちりといただいてもらったらいいと思います。それで、まだもらってない方もいらっしゃるんですよ、町内には。そういう方にはちゃんときっちりお渡しする方法をちゃんと考えていただきたいと。よろしくお願いしたいと思います。 それと……。 ◎区長(大林輝男君) 井上議員、もしそういう方がおられましたら、行きやと、ほでまた直接井上議員からも連絡してください。 ◆22番(井上佐由利君) そんなんおかしいやん。おかしいですやん。 ○議長(園田新一君) 挙手を挙げてから言ってください。 質問を続けてください。 ◆22番(井上佐由利君) 何興奮してはるん。いや、区長、興奮されないで。よく聞こえますので。大丈夫です、私、耳よいので。 それと、区長にお聞きします。 緊急時のときの対応です、緊急時。私、住民さんから電話いただいて、8月3日6時15分ごろでしたか、その日はちょうど防災無線で猿があちこちに出没してるということが流されておりまして、その日、西老蘇のほうで猿が出没しまして、私んところに、支所に電話したんだけど誰もいらっしゃらないと、ほんで私に電話してきはったんですけれども、私も困り果てて、私、環境課にすぐ電話したんです。で、西老蘇に出たっていうのを聞いたんですけど、支所に誰もいらっしゃらないのでどうしたらいいのかと。環境課がきっちり対応して見守りをしていただきました。 なんですが、いろんなことが起こりますので、終了後の対応です。5時15分終了後、もう職員さんが誰もいらっしゃらない場合はどういうところに、区長のところに連絡が行くようにするのか、何か考えないと、緊急的にいろんなことが発生しますので、ちょっとこの点ちょっとお考えいただきたいなと、業務終了後の対応です。いかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 猿が出没したということは事実でございますし、防災無線でも一応対応をさせていただきました。ただ、井上議員が言われる業務終了後の対応でございますが、総合支所には警備保障という方々で警備をしてもらっております。その方々にも、これは平日の終了後やなしに土日祭日もしかりですが、何かあればうちの関係機関というのはございますので、そちらのほうの自宅の電話番号なり知らせておりますので、事があったらそちらに連絡してくださいということで、社員もそれを聞いて対応をしてるということでございますので、ほったらかしということではないということをご理解願いたいと、このように思っております。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 今そのような仕組みをおっしゃられたのなら、6時過ぎてもそういう電話が守衛さんのとこにつながれば自動的に区長さんとこに行くとか課長のほうに行くとか、何らか仕組みを考えているんだけど、それがうまくいっていないというのはどういうことなんでしょうか。どう改善しようと思っておられるのか、お聞かせください。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 井上議員がうまくいってないのとちゃうんかということでございましたら、再度早急にもう一度社員を集めまして、そういうふうに今後落ちのないように周知徹底をしていきたいと、今後の井上議員のご意見も参考にさせていただいて徹底を図っていきたい、このように思っております。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) ちょっともう一つ、しつこいんですけれども、安土コミュニティセンターから個別の放送の発信機械が今置いてないので、先ほども言われたようなことがまた起こってしまうんやと思うんですが、その点についてはどのように改善しようと思っておられるのか、お聞かせください。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) 先般も総合防災訓練の打ち合わせに行ったときにそのようなお話を聞きましたので、本庁の危機管理室の方々とも連絡調整をとりまして、今その機器の手配の検討をしている段階でございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) それと、災害の関係で、区長さんは知っておられると思いますが、安土中学校のグラウンドのところに非常用の貯水槽が埋まっております。これ水道課が管理されております。貯水槽1基、6,600人、1日1人3リットル、3日分の水が中学校のグラウンドのとこに埋設されております。それともう一つ、上出の公園の横に防火用の水槽も2つあるんですけれども、ああいう水槽なんかは、例えば防災訓練なんかでちゃんと水が出るかとか、どうやって水をくみ上げるんだとか、そういう訓練とかお考えにはならないんでしょうか。 なぜかといいますと、この中学校のグラウンドに埋めてある貯水槽でいえば、手動ポンプなんかは安土の総合支所に保管してあるというふうに以前資料をもらったことがあるので、そういう意味では、そういうところもちゃんと目配りして、防災訓練なんかでちょっとしとかないとあかんのちゃうかなと私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 大林区長。 ◎区長(大林輝男君) ありがとうございます。今のところそこまでは検討しておりませんので、早々にその辺のことも視野に入れまして検討させていただきたいというふうに思います。 ただ、今、分園で、ヴォーリズさんが分園の保育園で営まれまして、子どもさんも0歳児から2歳児ということで、今度3歳児まで入られるということで、ちょっと運動の場所も欲しいということで相談されまして、運動場が小さな運動場使いました。そのところに上出のほう、今、貯水槽がございますので、いざとなった場合には支障を来すという協議もさせてもらいまして、災害の折には対応しておりますが、それが水が出るか出ないかということまでは見ておりませんので、今後その点も組み入れまして、一応点検だけは行っておきたいというふうに思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 続いて、中部清掃組合の件についてお聞きします。 答弁いただきました。27年4月1日に協定書を結んでいるという答弁なんですが、この協定書の内容についてお聞きをしたいと思います。 それはなぜかというと、安土住民は、今現在中部清掃から抜けておりませんが、今後中部清掃から構成市町から抜ける、外れるということになりますと、その中部清掃組合が今持ってる最終処分場、石寺にある最終処分場の施設の管理について、例えば重金属などの水処理について本当に中部清掃が責任を持ってもらえるのかどうか、そのことを大変心配しておられるので、そのこともちゃんと盛り込まれているのか、協定書の中に、その辺ちょっとお聞きをしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 江南市民部長。 ◎市民部長(江南仁一郎君) 初問でお答えをいたしました協定書でございますけれども、これは中部清掃組合の管理者含め、地域の地区の代表者の方、それから本市ということで、3年ごとに協定の締結がなされておりますので、議員もご承知のことと思います。 ただ、お尋ねをいただきました、例えば重金属でありますとか浸出水の扱いでございますけれども、これもこの協定書の中に、検査項目であるとか、あるいは検査の期間、それから公表の方法、こういったものも全てうたい込んで協定書が結ばれております。この中身につきましては従前を踏襲させていただいておりますから、最低限、法に定められた手続も含めて協定の中で締結をさせていただいております。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) ありがとうございます。 それと、15年先のこと、ちょっと今からわかりませんけれども、今後の協定書の中で、処分場が満杯になった後の処理といいますか管理についても協定書の中で今後結んでいかれるのかどうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 江南市民部長。 ◎市民部長(江南仁一郎君) この協定書の中では、使用期間がいわゆる事業廃止までということがまず基本に定められております。それから、満杯になった後の扱いでございますけれども、これ平成12年に当時の安土町と中部清掃組合との申し入れの中で、水処理が安定するまでは中部清掃組合の管理とするということが申し入れられておりますので、この内容が担保されますように協定書がつくられております。ですので、水処理の安定が確認された後、事業廃止後、速やかに市のほうに返還をされるということになってまいります。跡地利用等につきましては、また地元の皆さんと協議をさせていただきながら考えると、こういうふうな協定になっております。 ○議長(園田新一君) 質問ありませんか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) ありがとうございます。安全管理がきっちり行っていただけるようによろしくお願いしたいと思います。 続いて、安土小学校のトイレについてお聞きをしたいと思います。 先ほどの答弁では、おトイレも直していただけない、改修はしないという旨の答弁でありました。それは一体型の議論があるからだということだと思うんですけれども、私、その答弁ね、やっぱりすりかえというか、行政の教育委員会の怠慢というふうに私思うんです。 きのうも同僚議員のほうが一体型の質問されてましたけれども、私、昨年12月11日付の安土のコミセン建設委員会が報告書を出しておられます。そのことも市長はご存じだというふうに私思っているんですが、この報告書には、小学校移転はおおよそ半々の意見が分かれる、強引に移転先を1カ所に特定することは町内に混乱と禍根を残す結果となるというふうに辻委員長が述べておられます。また、この8カ月間、この報告書では8カ月間に及ぶ期間、全体の委員会や4部会も開催して、金田学区、島学区の一体型コミセンの現地視察も行って積み上げた意見であるということも言っておられます。 要は、ここは半々に分かれるからもっと慎重に議論しなあかんという報告書があるんですよ。そういう意味では、この住民の思いの積もった報告書を市は一体どのように受けとめてやっておられるのか。市長は今、自治連合、きのうの質問やないですけど、自治連合会で住民の熱い議論がされてるという話もされてましたけれども、しかしそこに移る以前にその報告書が辻委員長のもとでまとめられているんですが、それについてはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) いわゆる辻委員長さんの建設委員長さん、4部会の一部会であります。その報告も聞いてる。ほんで、その後でまち協のほうから、我々が責任持ってまとめ上げるからということを言われてるわけですね。で、4部会の中の一部会というよりも、その後のまちづくり協議会全体をいわゆる組織されてるところから言うてこられますと、しかもそれは先じゃなくて後で言われてるわけでありますから、やっぱり行政とすれば、大きな組織であることは間違いないですね、全体で。そして、建設委員会で出たことを踏まえて言うてこられたわけですから、そちらをやっぱり真摯に我々は受けとめなきゃならない。だから、きのう申し上げましたように、そこの結論を待ってますと、こういうことなん。 そこで、何度も言いますように、やっぱり地元の議員さんたち5人お見えなんですよね、その関係では。議員さんが蚊帳の外で評論家的な見方をされますとなかなか進まないと思います、こういう話は。やはり議員さんには、その方には1,000何人の住民がやっぱりついてなさるわけですよ。5人だったら、いわば1,200人で平均しますと6,000人の方がついてなさるんですね。 だから、半数以上の住民の皆さんがついてなさるということでありますから、そういうことは評論家的な立場じゃなくて、やっぱり当事者の一人として、きのうも議員さんが、一住民として参加した、それは間違いだと僕思ってるんです。これは議員さんとして参加をしてもらわなきゃいけない、そして堂々と議員さんがそれぞれのご意見を述べていただく、何が将来50年100年を見据えたときに何がいいのかということを。そうでないことには、何か知らんけれども、どうも我々の耳に入ってくるのは、議員さん一体、ふだんならいろんなこと言うてきはります。これに関しては余り声が聞こえてこないというのが僕は非常に寂しくて残念だなあと思うんですよね。 逆に、議員さん一人一人はどういうふうに思うてなさるのかということも僕は非常に大事な要素の一つだと思います。ほんで、そのことはまち協の人たちも非常に困ってなさるようでございまして、ぜひこれから議員さん方もそこへ入って、議員として参画して、堂々と皆さん方のまずお考えを開示をしていただきたい、その場で。ぜひお願いいたしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 今、安土学区の自治連合会で、一体型でまとめようというふうな議論にやっぱりなってます。せんだっても呼ばれたので行きましたけれども、私以外、ほかの議員さん皆、一体型で進めたらええという議論がありました。私だけでしたね、現地でやれというのは。 それでも、説明会で、この今自治連合会が主催しております説明会では、まち協と自治連合会が主催しております説明会では、この辻委員長の報告書がやっぱり住民に配付されていないんです。常楽寺では、この報告書何で出てないんだということで、配られたようです。また後で、もう自治会でまとめられた地域で、その報告書を読んでたら自治会の議論も変わったよねっていう話も私はお聞きしています。 私は、住民主導と言いながら、やっぱり私、市長の肝いりの一体型ですから、私やっぱり行政主導に思えてかなんのです、私は。私は、住民の大事な報告書、辻委員長の報告書がありますので、それを知らせた上で議論していかなあかんというふうに私は強く思っています。 それとは別に、私本当に今、安土小学校を含めて、きのう答弁ありましたように5校、5つの学校がトイレ改修できていないわけですから、やっぱりここは洋式化のトイレ改修、計画持って改修すべきだというふうに私思うんです。安土小学校でいえば、教育委員会も、においがするからにおい消し置いていただいてるんでしょう。違うんですか。お答えください。 においは認識していただいてると思ってますけどね。におい消し置いとかはるじゃないですか。学校に聞いたら、教育委員会が置かはったって言うてはりました。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 前回も井上議員からそういうご指摘をいただきまして、僕すぐ見に行きました。まずほんで、雨漏れにつきましては、これは完全に直していただいております、その当時。 それから、トイレのにおいでありますが、僕は全部のトイレ、1穴ずつ調べさせてもらいました。そしたら、水の出が悪いのがかなりありました。ちょろちょろしか出ない、これはにおいが残ります。それはドライバーでひねりゃ、水がばあっと出るようになりました。これでかなり変わるでしょうということで、2階、3階はにおいがしなくなりました。ほんで、1階は、雨が降ったりしますと湿気が非常にふえますから、においが下のほうに充満するんですね。それは悪いですけれども、老朽化した施設のある面では宿命だと思います。だからこそ、じゃあすぐに改修するのかということになりますと、冒頭、井上議員の言われた不要不急の議論と相反する部分が出てくると思います。 例えば今、自治会なりまち協さんが、じゃあ一体型でやろうと言われる前にこれ改修したとしたら、6,000万円、7,000万円は何だったのということをわかりながらやれとおっしゃってるのかどうなの。そうなりますと、不要不急の議論は一体何やったんやなと。非常に井上議員の言われてることは、我々理解しようと思ってるんですけどしがたい部分が出てきてるんですよ、矛盾というのが。そこら辺は井上議員のほうもきちっと整理をしていただいて、じゃあ何年以内に一体化ができなかったらどうなんねやとか、そのことを言うていただかんことには、6,000万円、7,000万円、これ莫大な費用なんですね、先ほど言われたように。それで、3年たったらやっぱり一体型でやんねや、すぐ解体すんねや、これでいいんですかということを逆に我々は疑問に感じるんですね。 だから、安土の一体化は早く結論出してください。そのことがトイレの改修の近道になるということのご理解をぜひいただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 一体化でなければならないというのがまた私にはわからないんです。現地もありやと思います、安土小学校の場合は。現地もありです。近くの近隣の畑を買ってということもありやと思います。そういうことを精査されずに、一体化だけじゃないですか。もういいです、いいです。私はどちらにしても、それやったら現地で対応することもありやということを認めてくださいよ、市長。いかがでしょうか。それについてはいかがですか。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 先ほど井上議員が言われた、いろいろと辻委員がどうとかこうとか、これは全部内部の問題なんですね。行政がかかわり持ってる、一遍もないんですよ。それを行政が何とかせえ何とかせえ、これは筋違いでございます。それは井上議員が何とかしてもらわなきゃならない僕案件だと思ってます。 だから、安土の皆さん方、一体化でなくていいよと、今の小学校だけ改築、これでまとまればすぐにでもできますやんか、それは。だから、何度も言いますけれども、安土の皆さん方総意に基づいて我々は、その方向絶対とは言いませんけれども、大まかその方向に沿っていくと、こういうことでありますから、ぜひご努力をいただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 市長、ありがとうございます。総意に基づいてということで確認させていただきました。 最後、少しの時間ですね。図書館についてお聞きしたいと思います。 先ほど教育委員会の部長お答えいただきましたけれども、私2回傍聴しに行って、どう考えても、庁舎の横に図書館をつくるということで3つ目の図書館の議論があったように私は傍聴してて思うんですが、それとは違うんでしょうか。 そして、きのう小西議員の答弁では、また先ほどの答弁とはまた違う、教育長の答弁がもっと抽象的な、図書館の歴史をひもといてどうのこうのという答弁きのうされてましたけれども、この3回の懇話会の議論は一体もう一回何やったんか、教育部長は出ておられるので、お答えください。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 廣瀬教育部長。 ◎教育部長(廣瀬敏君) お答えします。 3つ目の図書館ありきでやっているものでは懇話会ではございません。市全体を見回して、今現在2館図書館がありますが、市全体を見回して今後どういうような図書館の整備をしたらいいかということを議論いただいてるところでございます。例えば3つじゃなくてもっとたくさん図書館があるほうが市全体を見回したらいいなあという、そういうようなご意見もいただいてるところでございます。3つ目ありきということじゃなくて、今後市全体を見回して図書館どうしたらいいかという、そういうような議論をしていただいてる、そういう懇話会でございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) しかし、傍聴行きましたら、座長さんのほうが、庁舎に図書館をつくっていこうという議論がありまして、そのことについて意見を下さいと言って委員さんに求められておられました。その点についてはいかがですか。庁舎に図書館をつくるということの議論をされてましたけれども、私はそういうふうに聞いておりましたが、いかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 廣瀬教育部長。 ◎教育部長(廣瀬敏君) 全体を見回して図書館どうしたらいいかというところで議論をいただいてるんですけれど、今現在、新庁舎についての基本計画をつくっている段階でございますので、もしそこに何らかの意見が反映できるような意見が出ましたらそれをそこに反映したいということで、もしそういうような意見が出たらこのチャンスを生かすというような意味で議論を、もし3つ目を考えた場合は、例えば3つ目を考えた場合はどのように生かせるかという、3つ目ありきではありません。ただ、このチャンスが生かせるようならということでご議論をいただいてるというところでございます。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) 教育部長出席されてるんですから、もう少し正確に言っていただきたいと思います。きのうの教育長の答弁また違いますよ。小西議員の答弁はでたらめです、でたらめ。はっきり言ってでたらめ。でたらめですやん。 教育部長ね、実際座長さんが、図書館2館は2館、そして庁舎に図書館をつくるという議論が前提にあって進められておりますやん。私はそういうふうに聞いたし、議事録のどっかにそう書かれてます。 ちょっとお聞きしますけれども、指定管理だとか何も決まっていないということなんですけれども、市長自身、今3館、庁舎の横に図書館どうだろうという話になってるんですが、図書館の運営については市直営でいくのか、あるいは指定管理でいくのか、どういうふうに今考えておられるのか、これ聞いておきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 吉田副市長。 ◎副市長(吉田正樹君) どうもありがとうございます。 少しひもときたいと思います。図書館のあり方の検討委員会ということで開催をしてもらっとるわけでございます。今議員がすごく個別な視点で議論されますが、あり方と申し上げますと、今現在八幡市には2館あります。この2館が本当に今後さらにもっと、例えば将来、小さなコミセンのエリアぐらいに借りられる仕組みがあってもいいじゃないか。大きなもんじゃないですよ、仕組みですね。また反対に、現在の図書館で本当に将来いいのかなと。そういった中で、ゾーンを考えるわけであります、ゾーンですね。例えば隅っこのほう、例えば新巻のほうで本当に将来図書館の本を借りようと思ったらどうしたらええとか、また反対にもっともっと佐波江のほうでしたらええか、いろんなことを考えますよね。そういったものも、本と触れ合うにはどうしたらいいかという全体的な構想があります。 そういった中で、今、3館目という表現ありますが、たまたまもしもこの官庁街の近くにもしも必要とならばという意見多分申されたと思うんですが、まだこういった方向も今後4回5回議論されまして、そしてまた中間報告会等されて、市民のパブリックコメントをやり、方向を出していくと。だから、今すごく一方的な視点で物を申されますと市民は惑うわけでございまして、まだあり方でございますから、図書館の中の仕組みじゃないわけでありまして、だから指定管理をどうするとかそんな議論も全然ないわけでございます。 ただ言えることは、八幡市を上から見まして、広域的に見まして、本当に図書館の読書環境というか、読書を、本を借りられる環境は将来どうなったらええかということの議論でございますから、いま一度もう少し、最終報告が出てまいりますから、市民さんの意見も入れてやっていきますので、そういった形でご理解をしていただくのが本来やと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 質問ありませんか。 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) まだ報告書出ておりませんので、でもこの間の懇話会の傍聴させていただいて、レジュメなんかでも、レジュメを見れば指定管理のことまでも、そこはまだ議論行ってませんけど、ちゃんと書いてありましたし、そういうことやっぱり出てくるというふうに私は思います。 ただ、私が思ったのは、市長自身は図書館はやっぱり市直営でいこうと思ってるのか、指定管理でいこうと思ってる、今の思いを聞いておきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) そら僕はもう少し研究をさせていただきたいなあと思ってます。今までは全部直営であります。それのメリット、デメリット、あるいは民営にしたときのメリット、デメリット、そういったものを含めましてこれから研究をさせていただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) もう一点、市長にお聞きしたいと思います。 今、3館目になるのか、あと2つがどうなるのか、議論にまたなると思うんですが、今の2館は、2つの図書館は残したいというふうに思っておられるのかね。今は庁舎のところに、さっきゾーンと言うてはりましたけど、そんなんをつくってもいいかなって議論はありますけど、今現在の図書館そのものはどう考えておられるのか、お答えください。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) そのことがきちっと方向づけができておれば、僕は懇話会は必要なかったと思ってます。だから、それは2つがいいのか3つがいいのか1つがいいのかということも含めて懇話会での議論待ちということであります。やはり専門家であります。僕らは読書環境って言葉はわかっても、果たしてどれが読書環境なのかって、専門家じゃありませんのでもう一つわからない部分がありますので、やはり専門家の皆さん方の意見を真摯にこれは聞いていく、この姿勢が大事ではないのかなあ。それをきっちりと耳にして判断を皆さん方とともにさせていただければなあと思ってます。 以上です。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。
    ◆22番(井上佐由利君) 私が傍聴する限りでは、懇話会では2館はもともと前提にありました。やっぱり3つ目っていう概念で議論されておりますので、そのことだけちょっとお伝えしておきたいと思います。 それと、私、教育委員会にお願いしたいんですが、今の懇話会の委員さんに伊万里市の図書館と武雄市の図書館を視察していただきたいと思っています。それはなぜかといいますと、私は8月の中旬に伊万里の図書館と武雄の図書館視察させていただきました。本当に伊万里の図書館の役割、伊万里は直営でやっておられるんですが、本当にすばらしい図書館で、市もそして市民も本当に図書館を愛して大切に育ててはるということが本当にうかがえる図書館でした。 一方で、武雄の図書館見ましたけれども、やっぱり指定管理になるとこうなるのかと。言い方悪いですが、指定管理で運営すると図書館の役割が機能がこんなに後景に追いやられる状況を目の当たりにしたんで、私はやっぱり見たらわかると思うんですね。懇話会の皆さん、伊万里の図書館、武雄の図書館、資料では出されておりますけど現実見ておられないので、やっぱり見た中で議論をされるべきというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 廣瀬教育部長。 ◎教育部長(廣瀬敏君) いいご意見いただきましたので、検討したいと思います。 ○議長(園田新一君) 井上佐由利君。 ◆22番(井上佐由利君) これもお金が要ることなので、市長はそのときにはちゃんと補正をしていただきたいというふうに思います。これよろしくお願いします。見ていただきたいんです、私は。 それともう一つ、きのう傍聴の件でお話がありました。これね、ひどいんですよ、本当に。3回目も傍聴席4つしかないんですよ。それとあわせて、9月8日に1時から始まるっていう、もともと2時やったのですから、1時から始まるのに、前日の7日のホームページにしか掲載されておりません。絶対に誰もが見に来れる傍聴にしていただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 廣瀬教育部長。 ◎教育部長(廣瀬敏君) 申しわけございません。4回目はそんなことのないように是正をさせていただきます。 ◆22番(井上佐由利君) どうもありがとうございました。終わります。 ○議長(園田新一君) 以上で井上佐由利君の個人質問を終わります。 休憩します。               午前10時49分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前11時1分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。 次に、井狩光男君の発言を許します。 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) 翔政会の井狩でございます。 先ほどの井上議員のように、私は議場を興奮に巻くような内容の質問ではございません。素朴な質問でございますので、ご回答のほどひとつよろしくお願いいたします。 質問は4項目を用意しました。分割でお願いをいたします。 第1問として環境エネルギーセンターの進行状況、そして2つ目には健康ふれあい公園について、3つ目には社会資本整備総合交付金について、最終に財政の見通しという、この4項目を用意させていただきました。ご回答のほどよろしくお願いします。 では、第1問の、近江八幡市環境エネルギーセンター整備建設工事の進捗状況についてお尋ねをいたします。 平成25年12月議会におきまして、議第149号近江八幡市新一般廃棄物処理施設整備工事請負工事として134億1,650万円で決議をされました。契約の内容といたしましては、民間事業者のノウハウを生かした設備あるいは整備工事を含めて23年間の長期の維持管理と日々の運営を行うという内容であります。 さて、去年26年3月からいよいよ現地竹町において建設工事が始まりました。近くを通りますときに工事の進捗状況を拝見いたしておりますと、さすがに1日に76トンのストーカー炉の最終処分工場であると、現場の建屋の大きさに驚いている次第でございます。 また、過日、この施設の名称を公募が行われて、新しく近江八幡市環境エネルギーセンターと命名されました。工事内容では、来年28年7月末日に完成というふうに聞いております。 ただいまのエネルギーセンターの工事の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 また、並行してリサイクルセンターの施工も敢行していただいております。その辺の進捗状況もお伺いしたいと思います。 この工事請負業の中で、この施設整備については約60億円でありました。この工事代金の支払い方法、また支払いの時期、そして支払いの財源について質問をいたします。 計画どおりに進みますと、1年後のたしか8月とおっしゃいましたと思いますけれども、設備の運転がいよいよ始まります。先駆けて、多分試運転に入ろうかと思うんですけど、どなたかのご質問の中で、来年の4月から試運転開始し8月に完成というふうなことをおっしゃっておられました。この状況を少しご説明をいただきたいというふうに思います。 また、リサイクルセンターを初めとして、この新しい環境エネルギーセンターにおきましての新しい雇用のチャンスというのはありますんでしょうか。 以上を初問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) 井狩議員の近江八幡市環境エネルギーセンターの整備建設工事の進捗状況についてのご質問にお答えいたしたいと存じます。 工事の進捗状況につきましては、全体工事に対する進捗率は、8月末で約22%の状況であります。 まず、焼却炉のある熱回収施設につきましては、基礎、鉄骨工事や外壁の取りつけも終わりまして、お盆明けから、処理施設の核となります機械設備の据えつけ工事が始まっております。 次に、リサイクル施設につきましては、基礎、鉄骨工事が終わり、今後、外壁の取りつけ工事を行う状況にあります。 これらの工事は、ほぼ予定どおりの進捗となっております。工事につきましては、引き続き安全第一で進めてまいりたいと存じます。 次に、工事費の支払いにつきましては、昨年度末に部分払いを行ったところであります。本年度は、11月と3月に中間検査を行い、部分払いを行う予定であります。予算は、昨年度の繰越金と本年度予算によります約39億円の支払いを予定をしております。 主な財源につきましては、国の循環型社会形成推進交付金及び一般廃棄物処理事業債としているところであります。国庫交付金につきましては、現在のところ予定額どおり内示をいただいてるところでございまして、総額約22億円の歳入を見込んでいるところであります。 次に、施設の運転につきましての打ち合わせについては、本年4月から、来年8月の本格稼働がスムーズに行えるよう、運転事業者と細部にわたり協議を進めているところでございます。 最後に、従業員の雇用につきましては、運営事業者が7月より人員の募集を行っている状況にあります。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) では、再問をさせていただきます。 今、東京オリンピックあるいは東北の復興事業等々で建設資材、人件費等が高騰しているというふうに聞いております。このエネルギーセンターの建設におけます影響はないのかどうか、あるいは補正が入ってくるのかどうか、その辺をお答えいただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) ありがとうございます。今議員のご質問の中にありましたように、契約内容につきましては、先ほどご指摘をいただきましたように、施設整備工事と約20年間の運営を含んでいるものでございます。契約額につきましては、現時点では契約の変更を行う予定はございません。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) 少し細かいことになるかと思いますけれども、先ほど来年の4月から試運転に入ると、こういうふうに申されました。処分されて炉の中で燃やされるものは、これ私どもの今民間に移管しておりますこの一連の処理ごみが入って試運転がなされるもんなんでしょうか。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) 試運転でございますので、やはり予定しております旧近江八幡市で排出される一般廃棄物で試運転をする予定でございます。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) と申しますのは、先ほど申しましたように23年間の長期の運営と維持管理というところで、ただいまは民間にお願いしておりまして、それが今度試運転するためにわざわざ新しく処理費を請求されるのかどうか、その辺はいかがですか、細かい話。ありますか。 ○議長(園田新一君) 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) 今ご指摘いただきました試運転の期間というのは、やはり性能発注しておりますので、請負業者の責任範疇でやっていただく予定でございます。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) 今までと違いまして、ストーカー炉の処理でございます。1日75トンということを聞いております。月にどれぐらいの最終処分の俗に言う処理、灰といいましょうか、どれぐらい発生するんでしょうか。お願いします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) 済いません、今ちょっと資料を持ち合わせておりませんので、後ほど回答させていただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) では、第2項の健康ふれあい公園について質問いたします。 環境エネルギーセンター工事とともに、都市公園整備が進められております。この件につきましては、先日、北川議員から質問がありましたので、私の質問の回答はよしと考えておりますけれども、あえてもう一度質問だけさせていただきます。 ふれあいセンターにおいてどのような設備あるいは施設が計算されているのか、また環境エネルギーセンターは来年8月完成のことと聞きます。ふれあい公園について、完成はいつなのかというところのことをひとつお聞かせいただきたいと思います。 それでもう一つ、施設整備の内容を一遍詳しくちょっとお知らせいただけませんでしょうか。 この公園施設の一つとして、先日、プール工事が一般競争入札、これは総合評価方式ということで施工業者が決定されました。金額は19億円ということで契約がなされました。 この総合評価方式という入札方法は一体どんなものなのか、お聞かせいただきたいと思います。 また、今回のふれあい公園にかかわります総事業費というのは一体どれぐらいかかるのかどうか、またその財源をどういうふうに考えておられるのかもお聞きいたしたいと思います。 あとは、運営等につきましては北川議員にご回答されてますので、よしというふうに思いますが、何かちょっと。 ということでございます。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 津村副市長。             〔副市長 津村孝司君 登壇〕 ◎副市長(津村孝司君) それでは、ただいまの井狩議員の健康ふれあい公園、その中の一般競争入札総合評価方式についてのご質問、これにお答えいたします。 既に池上議員からのご質問にお答えをしておりますが、この一般競争入札総合評価方式の法律的、制度的な観点からご説明をさせていただきます。 さきに、今回の入札につきましては3社の参加がございました。一般競争入札総合評価方式にはさまざまな方法がございますが、今回は、応札金額を価格点としたものと、業者の技術提案等を評価した技術評価点の合計点数により落札者を決める方式により実施をいたしました。 平成17年4月に施行され、昨年国が改正をいたしました公共工事の品質確保の促進に関する法律に、公共工事の品質を確保するため、価格のみの競争ではなく業者の技術力等も含めて評価し、施工技術の維持向上と技術者の育成確保の目的も明記されております。この法律の改正に基づき、本年1月30日に国におきまして運用指針が策定されました。この中にも、工事の性格等に応じた技術提案の評価内容の設定が求められており、発注者は、発注する工事の内容に照らして必要がないと認める場合を除き、競争に参加しようとする者に対し技術提案を求めるよう努めると明記されております。 工事の施工におきましては、技術提案された内容の履行を確保するため、契約上の取り決めを行い、市の監督のもと施工管理を業者に求めていきます。公共工事の品質確保の促進に関する法律におきましては、公共工事の品質確保の担い手が中・長期的に育成及び確保されるための適正な利潤を公共工事を施工する者が確保できることも求めており、今回の工事の発注において地域経済における波及効果も期待できるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 小西市民部理事。             〔市民部理事 小西正彦君 登壇〕 ◎市民部理事(小西正彦君) 井狩議員ご質問の健康ふれあい公園についてお答え申し上げます。 公園の設計内容につきましては、さきの北川議員にお答えしましたとおり、第1期工事のプール棟、屋内多目的広場、グラウンドゴルフ場、サッカー場、クラブハウス、児童遊戯場の整備を予定しております。 なお、主な建築区分につきましては、プール棟が地下1階、地上2階建てで、延べ床面積でございますが、3,863平米を予定しております。屋内多目的広場の面積につきましては2,749平米、クラブハウスの延べ床面積が293平米となっております。 次に、公園全体の完成予定につきましては、施設整備の財源であります国庫交付金の交付状況にもよりますが、平成31年度を目指しているところでございます。 次に、健康ふれあい公園全体の総事業費と財源については、これまでの用地購入費、また現在進めております造成工事費、それと公園整備費用と周辺道路の整備費用を合わせまして、現時点ではございますが、約51億円を見込んでいるところでございます。この主な財源につきましては、国の社会資本整備総合交付金と公共事業等債を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) では、第3の質問、社会資本整備総合交付金についてお尋ねをいたします。 国土交通省は、平成27年4月に、交付金要綱として次のように発表されました。活力、創造力、そしてから水の安全・安心、市街地の整備、あるいは地域の住宅支援といった政策目標を実現するために地方公共団体が製作した社会資本総合整備計画に基づいて、目標の実現のための基幹的な社会資本整備事業に関連する社会資本整備を支援するというふうな、わかったようなわからんような発表でございました。 さて、冨士谷市政、約9年間の市政の運営を拝見させていただきますと、まず医療センターの経営改革を断行していただきました。今日まで大変な改善の結果が、黒字経営として大きく寄与しております。また、昨今の学校教育関係では、金田、島、馬淵、そして現在進行しております桐原小学校、給食センター、各小学校区におけますコミュニティセンターの設置等、新しい施設が随分建設をされました。そして間もなく、JRの篠原駅あるいは安土駅の供用開始が始まると聞いております。 その上に、まだ今、環境エネルギーセンターの整備が順調に進んでおりまして、これも28年に運転が開始するというふうに聞いております。私は決して冨士谷政権を総括していることではありませんので、ご理解をいただきたいと思います。 一方、毎日私たちが利用しております道、道路に目を向けてみますと、当初は国道の8号線、477号線、あるいは東近江に出向きます421号の3本の国道を有してます。県道につきましては、俗に言う朝鮮人街道、大津能登川線、あるいは長命寺線等々、市内の県道路も走っておりますし、また40年前に土地改良をされました農免道路、俗に言う農業道路が市内を走っております。 しかしながら、社会の変化とか経済の発展に伴って、県道、市道等は拡幅だとか延長を、そしてまた歩道等、安全・安心のためにいろいろと計画を進められたと思います。当局にちょっとお話聞いてみますと、そういう計画の古いのは昭和35年ごろにもう計画書が出ていると、それから全然延長も拡張もされてないというふうに聞きました。それは当然のことでありましょう。その時その時、優先すべき事業がありまして、また諸問題があって、そちらに集中されて解決されていたと思います。 しかし、このように都市計画道路として拡張あるいは延長工事が計画されていながらも全然それが実施されてないというのが現状であります。国土交通省はこのたび、地方の活力創生、安全・安心などを期するために、社会資本制度というものを活用せよというふうなことでございました。 過去の近江八幡市を見ますと、都市計画からこのたびの新しい支援の私は社会資本整備にどのように取り組まれているのかのお尋ねをしたいと思います。 前にも説明いたしましたんですけれども、西からは国道8号線、あるいは大津能登川線しかありません、入ってくるのに。また、東に向かうときにはまた8号線と県道の大津能登川線しかありません。このたび、東のほうでは安土連絡道路整備が進んでいると聞いております。このことをもう少し詳しくお話をいただきたいと思います。 また、近江大橋から草津、守山、野洲までは、今の中部湖東幹線、これが4車線で開通をいたしております。ところが、野洲市の一部でとまっておりまして、我々近江八幡市のほうにはまだまだその法線の一部も語られてないというところでございますので、この辺をただいまの社会資本総合整備に絡めて、県、国、市を挙げて進めていただくわけにいかないでしょうか。このことをお尋ねをいたしたいと思います。 以上を初問としますので、よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 廣瀬都市産業部長。             〔都市産業部長 廣瀬信之君 登壇〕 ◎都市産業部長(廣瀬信之君) 井狩議員の社会資本整備総合交付金についてのご質問にお答えいたします。 本市の社会資本整備総合交付金を活用した道路整備は、市道における歩道設置や安全な通学路を重点的に取り組んでおり、平成27年度におきましては、あんしん歩行エリア整備事業といたしまして、市道上田出町線上田地先、また市道池田本町益田線森尻町地先、市道中小森緑町線中小森町地先、また市道中村大房線小幡町地先の道路整備と、通学路特化計画推進事業といたしまして、市道千僧供馬淵線千僧供町地先、市道馬淵東横関線東横関町地先、また市道武佐西宿線西宿町地先で路肩拡幅やグリーンベルトの設置等をそれぞれの事業ごとに社会資本整備計画を策定し、その認可による社会資本整備総合交付金の交付を受け、現在進めているところでございます。 議員のご質問は、社会資本整備計画が整備計画そのものの性質を持ち合わせることから、市内の道路網を社会資本整備計画にて全体的に構築すれば早期の整備実現につながるとのご指摘というふうに受けとめておりますが、社会資本整備計画は国の社会資本整備総合交付金の交付を受けるために必要な実施計画でございまして、道路網のあり方や考え方を明らかにする基本的な方針、構想といった計画とは一線を画するものでございます。したがいまして、まずは市民の利便性や安全性が確保され、その上で広域連携や連絡機能を充足する等、本市にふさわしい道路のあり方を実施計画たる社会資本整備計画の礎として構築することが必要となってまいります。 この役割を担うものが、昨年度から策定に着手いたしております近江八幡市道路網マスタープランでございまして、道路網に関する考え方や情報を広く市民にお知らせすることで、市民の皆様と道路のあり方、考え方を共有できるツールとして活用するほか、このプランに基づきまして道路整備事業や都市計画街路事業に係る社会資本整備計画を策定し、社会資本整備総合交付金の交付を受けながら、本市にふさわしい道路網の合理的かつ円滑な整備に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) 先ほど少し触れたんですけど、中部湖東幹線、この辺についての考え方を少しお考えを述べていただけませんでしょうか、お願いします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 水都市産業部理事。 ◎都市産業部理事(水平作君) 議員ご質問の中部湖東幹線についてお答えをしたいというふうに思います。 この幹線道路につきましては、大津湖南幹線の延伸部分として、湖東地域を当市の野村町から彦根市までを南北に連絡する道路として計画をされておりまして、滋賀県道路整備アクションプログラム2013にも位置づけられている道路でございます。この道路のルートは、平成16年に、地元による道づくり委員会の組織化により、PIルートとしてルート法線が選定をされております。 このルートは、先ほど申し上げました県のアクションプログラムに掲載され、事業が計画されておりましたが、県が平成25年8月に公表しました地先の安全度マップにおきまして、このルートが200年確率の最大浸水深3メーター以上の範囲を通るルートとして計画されていることから、現在県ではルートの見直しを行う予定であるというふうに聞いております。しかしながら、現在計画されております中部湖東幹線のうち牧町地先を通る区間につきましては、道路幅員が狭く通行の危険性が高い県道大津守山近江八幡線のバイパス道路としての役割を兼ね備えていましたので、今回県では、この県道の牧町地先を通る区間につきましては中部湖東幹線とは別に県道のバイパスとして計画をすることになっているというふうに聞いております。 今、見直しが始まりかけたとこでございますので、今後詳しい情報がございましたらまたお伝えをしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) ありがとうございました。まちづくりとか、あるいは国づくりというのは、やはり街道あるいは港から始まるというふうに思っております。どうぞただいまの県道の考え方をやっぱり我々市民も県民も力を合わせて強く要望していきたい。道ができないとやっぱりなかなかまちづくりはいけないのかなというふうに思っておりますので、ひとつ強く要望いたします。 次に4番目の、財政見通しについてご質問をいたします。 平成26年度決算数値につきましては、市民に密着した大型事業が実施され、市債は残高として249億円、基金は130億円でありました。このことについては、まず問題はないと考えております。 しかしながら、提出されています決算数値と実際の財政状況とは少し乖離があるのではないかと思います。現在進行しております環境エネルギーセンター整備事業、桐原小学校整備事業、JR安土駅の改修工事事業、ただいま初日に決裁をしました健康ふれあい公園のプール事業等、実際的に契約は締結をされておりますが、現状では近江八幡市が契約した段階で債務を負っていることは事実でありますが、しかし各事業が完成しないことには歳入歳出にともに決算の数値にはあらわれてないのが現状であります。加えて、このような事業数値が決算書にあらわれていないにもかかわらず次から次へ大型な事業が語られていくというところには、少し問題があるのかなあ、いかがなものかなあという思いをしております。 監査役の意見書の中には、将来の負担に向けた財政措置が講じられ、国等からも支出の削減、税収の減少などにより財政に少なからずも影響があると想定され、地方財政を取り巻く経済情勢は殊のほか厳しく、間接企業を中心に金融課題を避けて通ることはできない。その中でもポイントとしては、調達資金の償還は償還能力に余裕を持って行われ、今後の大型の必要投資についてもその能力の範囲内にて行われるものであると。これが本市が考えております健全経営と言われるところであり、さらに持続可能なものとするために、決算時における諸計数を確認して、今後の変化を読み込み、対応されることが望ましいと、このように結んでおられます。 そこで、私、少し質問をいたします。 今回上程されております決算数値と実際の事業進捗内容とでは市債残高あるいは基金残高に少し乖離があるというふうに思いますので、これをひとつお尋ねをしたいと思います。 2つ目には、中期財政計画見通しを平成27年度中に策定するとのことであります。社会保障費等の増加で、毎年、行政コストが約10億円あたり増が見込まれております中で、これからの大型事業は、庁舎あるいは各学校施設工事等々はどのように査定されているのかを初問といたします。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 川端総務部長。             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕 ◎総務部長(川端康仁君) それでは、井狩議員の財政見通しについてのご質問にお答え申し上げます。 議員ご指摘の決算数値と実際の事業進捗を含んだ市債残高と基金残高の乖離状況についてですが、ご指摘のとおり、26年度決算数値はあくまでも26年度末の数値であり、大型基盤整備事業の既契約額を全て含んだ額ではなく、契約議決額とは乖離がある状況ですので、絶えず現状に留意する必要があります。 今定例議会に提案させていただきました平成27年度一般会計補正予算(第3号)を承認いただきました後の本年度末の市債残高につきましては、現時点での見込みではありますが、約292億4,000万円の見込みであり、決算数値であります249億5,000万円よりも42億9,000万円乖離があり、平成28年度には市債残高が300億円を超過することとなります。 基金残高につきましても、平成27年度末が約120億円の見込みであり、決算数値であります130億3,000万円より約10億3,000万円減少する見込みでありますが、平成28年度以降の見込みについては、平成27年度中、本年度中に策定する平成27年度から平成36年度までの中期財政見通しに明示してまいりたいと考えております。 2点目についてでございますが、平成27年度中に策定する中期財政見通しにおける事業費についてでございますが、中期財政見通しは、全庁的な行財政運営の取り組みを展開するために中・長期的な財政運営の指針を示し、持続可能な財政基盤を確立していくことを目的としており、年々増加傾向にある社会保障費を初めとする経常的なコストの影響も確実に反映し、大型事業についても、既契約事業はもちろんのこと、市庁舎整備、岡山小学校等の今後見込まれる可能性のある一定の事業費を含めた財政見通しを策定してまいる予定をしております。 中期財政見通しは、将来の財政状況を現時点において財政的なリスクも含めて可能な限り見通した中で、市民に公表することにより、今後本市の見込まれる動向をご判断いただくための情報とさせていただくものでございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) 再問をさせていただきます。 先ほどのエネルギーセンターは約60億円かかると申し上げました。この事業に対して補助金あるいは交付金は22億円歳入として見込まれるということも今ご発言されました。工事代金としては39億円が、この11月あるいは来年の3月の完成を見て支払うということでございます。 私聞きたいのは、この39億円というのは実際は市債が幾らで、あるいは基金をどれだけ取り崩しての金額になってるかということを聞きたいんですけど、わかりますでしょうか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) 現時点で細かい数字はあれでございますけれども、前議会でも申し上げましたように、基金と市債残高のあり方、いわゆる預金と借金のあり方というのについては常に留意をしなければならないというふうに考えております。したがいまして、このエネルギーセンターについて、例えば基金充当率について、ちょっと私詳細存じておりませんけれども、基本的にはその充当率等を見越した中で起債等も発行していくわけではございますけれども、昨年度末、3月末の補正予算でも提案させていただきましたように、可能な限り、交付税措置のないような起債については発行を見送り基金対応をしていく、また今議会にも提案をさせていただいておりますように、繰上償還によって将来の金利負担等が軽減できるものについては軽減していくというふうな手法を使いまして、基金と市債のバランスを考えた上で市債発行という対応をしてまいりたいと考えております。 若干ご質問とは違っておるかわかりませんが、そのような考え方でおるところでございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 井狩光男君。 ◆17番(井狩光男君) 期待しておりましたのは、実はこの39億円は市債で幾ら、基金を幾ら使いました、そしてその金の39億円と国からの歳入されます補助金、交付金22億円でこの60億円の支払いを終わりますと、こういうストーリーが聞かせてもらえれば大変ありがたいなあと思っておりました。 言いたいのは、工事の契約と工事の発注、それからその間に出来高払いで何回かお支払いになられてます。最終的にこの事業に対して基金が幾ら、最終の事業費が幾らで、そのときに市債を幾らを借り、基金を幾ら使って、補助金はこれだけであったというのを確定するのは、1年2年工事の完成先なんですよ。実際に我々現在ここに立ってるときは、過去の数値の今の言う決裁されたものを見ておりますので、もう少し先の点を見ないと大きな誤りを起こすんじゃないかと思います。 先ほど申されましたように、28年度はもう既に市債が300億円を超えるということでございます。そのときの今の基金が約10億円減って120億円ぐらいになるんですか、たしかそういうなことも耳にしたと思います。そういうこともありますので、我々議員団も、また大変失礼ですけど職員の皆さんも全て、市民の皆さんもそうでしょうけれども、工事が発注になった、それが全て債権であるということではない。その先の3年先、2年先、工事完成時にその事業の結果が出るんだと、このタイムラグをやっぱり忘れてしまうと、事業だけがどんどんどんどん膨らんで走ってしまうというおそれがあります。 ましてこれからは大型事業、要は庁舎はやらないかん、桐原の小学校、岡山の小学校の決裁もせないかん、JRの2駅の事業費の残金もあろうと思います。また、コミセンもやらないかん。当然私どもは、できるだけこの事業ではこれぐらいの計画費がかかるというのを早く知りたいということを申し述べたいと思います。それによって、この事業適切であるのか、あるいは縮小せねばならないというとこのことを論議しなければならない、このように思っております。余り詳しい数字を言われると、それは後日、入札工事になりますので、ベースになっちゃ大変でございますので、その辺は当局のほうでコントロールをしていただきたいなあと、このように思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 最後に、地区計画をしっかり出していただいて、この大型事業にどう取り組むかっちゅうのをスタンスを我々議員団もしっかり心して取り組んでいかないととんでもない方向に行くのじゃないかなあという、私だけの思いを持っておりますので、どうぞひとつよろしくお願いします。 最後に、市長に要望させていただいておきます。 市長はいつも、次世代に誇れる近江八幡市を目指すということを申されておりますので、どうぞ持続可能な財政運営を堅持するためにも、今後の大型事業についてはできるだけの範囲内で、わかる範囲内で、できるだけ事前にお話しいただいて、我々も誤った判断のないようにご指導賜りたい、これを申し述べておきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 以上で井狩光男君の個人質問を終わります。 ここで、先ほど回答を留保していました件で、小西市民部理事から発言を求めておりますので、これを許します。 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) 先ほどご質問いただきました一般廃棄物処理施設、新しい処理施設の中の処理残渣の量でございますが、計画量、日量76トンの処理を行った場合、マックスで絶えず燃やした場合でございますが、処理残渣については日量7.6トンでございますので、現実上は余裕を持った炉になってございますので、処理残渣はもう少し少なくなってくるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 次に、田中好君の発言を許します。 田中好君。 ◆16番(田中好君) 翔政会の田中でございます。 久しぶりにこの場に立たさせていただいて質問させていただくわけでございます。どうかよろしくお願いいたします。 今回は、社会保障・税番号制度、そして2項目めには市営住宅に関する施策について、3番目に議第106号近江八幡土地開発公社の解散について、この3項目について分割方式で質問をさせていただきます。 まず初めに、平成25年5月に公示された行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律──番号法ですね──の規定に基づく社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度についてお伺いをいたしたいと存じます。 マイナンバー制度につきましては、昨年の12月議会、そして本年の3月、6月議会においてもそれぞれの議員から質問がなされており、この本会議場で議論が交わされてまいったところでございます。現在、新聞やテレビ等によりますと、マイナンバー制度に対する国民の理解が得られていないとか、個人情報に問題はないのか、企業のマイナンバー制度に対する対応がおくれているとか、さまざまな報道がなされております。しかしながら、半月後の10月からは、第1段階の個人通知カードが住民票に記載された住所に順次郵送されるとのことでございます。また、個人番号カード交付事業として、今議会に補正予算が計上されているところでもあります。 マイナンバー制度を市民の皆様に知っていただき、そして理解を得るために、今月の市広報紙9月号に詳しく説明をされているところではあります。市民の皆様方により一層周知していただくことを目的に、本会議において改めて質問をいたします。 まず1点目、個人通知されて以降の主なスケジュールをお聞かせください。 2番目に、通知カードとはどのようなものなのか。 3番目に、個人番号カードとはどのような様式なのか。 個人カードを作成するにはどのように交付手続をすればよいのか。 5番目に、今まで先ほど申し上げましたようにこの本会議場で議論、質問、回答等されておりました。その中に、システム改修等、市民の皆様方への周知に努めてまいりますと答弁があります。今現在どの程度までシステム改修が行われているのか、また市広報紙のほかに他の周知方法はどのような方法でされようとしてるのか、お聞きをいたしたいと思います。 この項目の2点目に、国の行政機関や市はマイナンバーを利用して事務を行うことができるが、対象となる事務については、番号法に規定されている社会保障、税、災害対策に限られているとのことであります。番号法に定められていない事務であっても、社会保障、税、災害対策の分野において、条例で規定することで独自にマイナンバーを利用することができるとあります。 このことによって、今議会において、制度に関連する新規条例や一部改正条例、そして廃止条例が上程をされています。その中から、議第104号に関連する質問をいたします。 この条例は、マイナンバーが施行するに当たり、住民基本台帳カードが廃止されるものであります。住基台帳カードが廃止されることにより、議第97号印鑑条例の一部改正にも関連はいたしております。 ご承知のように、住基カードは公的個人認証サービス電子証明機能をあわせ持ったものであります。市民サービス向上を図るもので、印鑑登録やe-Taxにも利用をされています。 そこで、お伺いをいたします。 本市では、住基カードを交付、登録されておられる方はおよそ何名ぐらいで、利用されている割合のパーセンテージを教えてください。 住基カードの更新の状況は現在どのように行っているのか。 3番目には、廃止後の住基カードのデータ、どのように処理されるのか。 4番目には、廃止後、保持保有されている住基カードはどのようにすればいいのか。市に返還するのか、また自分で処理するのか、廃止の手続を教えていただきたいと思います。 5番目に、確定申告をインターネットでされている方はこの住基カードを利用されておられますが、28年1月1日をもって廃止されれば、来年の2月、3月の確定申告にはe-Tax等の公的個人認証に利用可能な個人カードの申請が必要となってくるのでしょうか。この方々にはまたどのように周知されるのか、その辺のことをお伺いさせていただきたいと思います。 以上、この項目の初問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 川端総務部長。             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕 ◎総務部長(川端康仁君) それでは、田中議員の社会保障・税番号制度についてのご質問のうち、住基カードに係る部分2題の部分についてご説明を申し上げます。 まず、制度の内容についてお答えします。 社会保障・税番号制度により、住民票を有する全ての方等に個人番号が10月以降通知されます。通知は、世帯ごとに簡易書留で送付され、個人番号は通知カードに記載されています。この通知カードは、今後、市役所や行政機関での手続に必要ですので、必ず大事に保管していただく必要がございます。 また、通知カードには個人番号、氏名、住所、生年月日が記載されていますが、顔写真はついておらず、身分証明書として使用することはできません。一方、個人番号カードは希望者のみに交付されるもので、個人番号、氏名、住所、生年月日が記載の上、顔写真も掲載されますので、身分証明書としても使用が可能です。また、議員がご指摘いただいたとおり、e-Taxによる確定申告等、電子申請等への利用も可能でございます。 通知カードの封筒には、個人番号カード交付申請書と返信用封筒が同封されておりますので、希望される方は、この交付申請書に必要事項を記入、押印いただき、顔写真を添付の上、地方公共団体情報システム機構へ郵送いただくことになります。その後、来年1月以降、個人番号カード交付電子証明書発行通知書がお宅に届きましたら、個人番号カードを市役所へとりに来ていただくことになります。 その後、平成28年1月以降、扶養控除申告書や源泉徴収票、雇用保険関係書類、税や生活保護、児童福祉等の一部の申請書にも個人番号の記載が必要となります。また、システムを介した情報連携は、平成29年1月から国との間で、平成29年7月から地方公共団体間で開始が予定されているところでございます。 次に、本市の取り組み状況についてお答えします。 現在の本市システムの取り組み状況といたしましては、今年度は住民基本台帳システム、税務並びに福祉関係の電算システムの改修作業を行うものであり、既に住民基本台帳システムの改修については終了したところです。税務システム及びその他福祉関係の電算システムについても、順次おおむね本年度中に改修を終える予定となっております。 また、広報についてですが、議員ご指摘のとおり、広報紙9月号にも掲載させていただいたところでございますが、9月6日から9月12日まではZTVでマイナンバーの通知や保管について放映をいたしました。また、10月1日付広報と同時に各自治会へまた回覧をお願いすることによりまして、周知徹底を図っていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 江南市民部長。             〔市民部長 江南仁一郎君 登壇〕 ◎市民部長(江南仁一郎君) 田中議員の社会保障・税番号制度についてのご質問のうち、住民基本台帳カードの廃止に関連するご質問にお答えをいたします。 まず、本市で住民基本台帳カードを登録され利用されている方の割合についてですが、9月1日現在におきまして住基カード登録者は約4,000名で、ご登録、ご利用いただいている割合は全市民の約5%となります。このうち、住基カードに公的個人認証サービス電子証明書の機能を付加されている方は約400名、また印鑑登録証の機能を付加されている方は約1,000名になります。 次に、住基カードは、発行や更新から10年間有効となります。更新につきましては、住基カードを保有しておられる方に対して個々に有効期間到来時の更新案内は実施しておりません。あくまでご本人のご判断で更新の手続をお願いしております。 窓口に対象の方が更新手続などに来られた際は、平成27年10月より開始されますマイナンバー制度及び希望者に交付されます個人番号カードのご説明を行った上で、住基カードの更新の有無について選択していただいております。 次に、廃止後の住基カードのデータの処理についてでございます。 返納された住基カードは、カードの廃止、回収のまず事務記録手続を行います。その後、カードをシュレッダーで粉砕し、ICチップ部を破損させた上で廃棄処分いたします。 次に、保持されている住基カードの処置についてでございますが、個人番号カードへの切りかえ時は住基カードを市へ返還いただきますが、個人番号カードを希望されない場合は有効期限まではご利用が可能となります。その後、カードが不要となった場合は、廃棄手続に市へお越しいただき、返還をいただくことになります。 最後に、住基カード廃止後のe-Taxなどの公的個人認証を利用される方への個人番号カードへの申請の周知についてですが、住基カードは平成27年12月28日をもって新規交付及び再交付手続を終了いたします。既に住基カードを保有されている方は、カードの有効期限まで、もしくは有効期限内であっても新たに個人番号カードの交付を受けるまでは、引き続き利用していただくことは可能でございます。 また、公的個人認証サービス電子証明機能の新規及び更新手続については、平成27年12月22日で終了となっておりますが、有効期限である新規及び更新手続から3年間は住基カード同様に引き続き利用いただくことは可能でございます。よって、カード及び電子証明書の有効期限内であれば、e-Taxでの確定申告は利用していただくことは可能となります。 また、従前より、公的個人認証サービス電子証明書の有効期限が到来する該当者の方には、更新の案内文書とともにマイナンバー制度についてのご案内も送付し、スムーズな更新ができるよう、対象者への周知を行っております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 田中好君。 ◆16番(田中好君) ご丁寧にご説明をいただきましてありがとうございました。 再問させていただきます。 市民の皆様方に周知する件でございますけども、発言通告をさせていただいた折にはZTVでの放映がなかったものですから気づかなかったんですけども、回答の中にありましたように、9月6日からですか、放映されておるのを見させていただきました。わかりやすく説明をされておりまして、ごらんになられた方は一定の理解ができたことと思います。また、各自治会にも回覧でしていただけるということで、より多くの方にこのマイナンバーカード知っていただくことになろうかと思います。 また、先日も私どものボックスに、このような政府の公報紙ですか、これにも丁寧に記載されておりますけど、このナンバーいただきました。このナンバー、公報紙も数には限りがあろうかと思いますけども、ありましたらコミセンなり、そして出先機関なりに置かれてはと思いますが、枚数的にはいかがですか。 ○議長(園田新一君) 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) 今議会でもご質問を頂戴しておりましたので、議員の先生方にもお配りさせていただいたところでございますが、これについては今田中議員おっしゃいましたように、コミュニティセンター、図書館、その他多くの人たちが訪れられる公共施設にはお送りをしているところでございます。また、ご入り用がございましたら、また総務課にもまだ若干在庫はございますので、ご案内いただければありがたいと思います。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 田中好君。 ◆16番(田中好君) ありがとうございます。できる限り多くの方々に周知する方法として、またよろしくお願いを申し上げたいと思います。 次に、住基カードについて再問させていただきます。 現在保有されている住基カードは、3年間有効期間があって、有効期間内であれば従来どおりe-Tax申請ができるとのことで、安心をいたしました。申告までに有効が切れる方々については、期間が切れる方についての支障が生じるんではないかなと思うんですけども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(園田新一君) 江南市民部長。 ◎市民部長(江南仁一郎君) 初問でもお答えを申し上げましたように、これまでから、公的個人認証の機能を付加されている方につきましては、電子証明の有効期限が到来するおおむね1カ月前にはご連絡をさせていただいております。 ただいまご質問いただきました確定申告の関係でございますけれども、例えばことしの2月の申告の際には有効期限内であって無事にe-Taxをご利用いただけた方が、例えばその4月ぐらいにもし更新期限が来ておって、期限が切れたカードをそのままお持ちだと、それにお気づきにならない方もいらっしゃるかもわかりません。例えば来年年明け、2月、3月の申告時期間際になってそのことに気づかれましても、既に住基カードの更新もできませんから、公的認証の更新もできない。そうなりますと、マイナンバーカードを取得いただいて、そこに電子認証の機能をつけていただくということになるんですが、恐らくその時点からお申し出いただきましても申告に間に合わないという可能性も出てまいります。 したがいまして、そのいわゆるはざまの期間の対象になる方も、来年1月からのマイナンバーカードの交付に間に合うように、ちょっと対象者を抽出をいたしましてご連絡のほうをさせていただきたいと、このように考えております。 ○議長(園田新一君) 田中好君。 ◆16番(田中好君) ありがとうございました。e-Tax等で申告されている方には支障のないように、ひとつまたよろしくお願いいたしたいと思います。 この個人カードの通知が近づいてきたこの時点になりまして、マイナンバー制度が大きくこのごろ取り扱われるようになりました。市民の皆様方は関心は持たれるようになったと思いますが、それでも手元に通知カードが届いた時点で問い合わせ等が殺到することが予想されます。対応には十分備えていただきましてご配慮いただきますようによろしくお願いを申し上げておきたいと存じます。 次に第2項目めの、市営住宅等に関する施策について質問させていただきます。 本年4月28日に武佐市営住宅が竣工されました。西本郷住宅その他3カ所の市営住宅を統合した形での住宅であります。老朽化しておりました旧の団地もさまざまな課題を抱えていたわけでございますが、そのことも解消されました。新しいところで新しい建物の市営住宅が完成されましたことは、非常に喜ばしい限りでございます。 竣工後おおむね4カ月が過ぎました現状をお伺いいたします。 西本郷、多賀、土田、弁天の4団地の市営住宅に入居されておられた方は、全て引っ越しをなされたのでしょうか。また、新しい武佐市営住宅に全て入居されているのでしょうか、お伺いをいたします。 2項目めの次の質問でございますけど、市営住宅跡地問題についてお伺いをいたします。 今後は、跡地をどのように活用していくかが課題となってまいります。そこで、西本郷住宅市営住宅跡地に関する質問をさせていただきたいと思います。 以前、県営住宅跡地に歩道を設置する計画がなされておりました。今現在どの程度まで県と協議され、話し合いができているのでしょうか。 また、西本郷交差点から東中学校に通じます道路は、生徒や児童の通学路でありまして、また保育所に送り迎えをされる道路でもあります。この道路は道幅が狭く、危険を伴っておるところでございます。 今までにも本会議で質問をさせていただきました。西本郷住宅跡地が更地になれば検討していくという回答を得ておりますし、拡幅も計画されているように把握をいたしておるところでございます。現在の取り組み状況をお聞かせいただきたいと思います。 この項目の初問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 廣瀬都市産業部長。             〔都市産業部長 廣瀬信之君 登壇〕 ◎都市産業部長(廣瀬信之君) 議員お尋ねの市営住宅に関するご質問のうち、まず多賀、西本郷、土田、弁天の4団地からの移転状況や武佐団地への入居状況についてお答えをいたします。 多賀、西本郷、土田、弁天の市営住宅に入居されておられた方の移転につきましては、書類上の手続は全て完了いたしておりますが、武佐団地以外の市営住宅へ移転される一部の入居者において、移転先の住宅の修繕が必要となったため、9月中には移転を完了される予定でございます。 また、武佐団地の現在の入居状況でございますが、建てかえ移転に伴う4団地からの入居者と平成27年3月の公募による入居者で、武佐団地全60戸のうち3分の2が入居されており、残りの部屋に関しましては、8月20日から9月4日までの間、入居の募集を行い、申し込みの申請を受け付けてまいりました。現在、12月1日の入居に向け、入居希望者の申込申請書類の審査を行っており、10月中旬に公開抽せん会を行う予定でございます。 次に、西本郷住宅跡地課題における道路計画についてお答えをいたします。 県営住宅跡地、市営住宅跡地を合わせた跡地利用に合わせまして、北側道路の市道金剛寺鷹飼2号線には歩道を設置する予定でございます。また、東側道路の市道上田西本郷線につきましても、同様に跡地利用に合わせまして拡幅整備をする予定でございます。 なお、9月補正予算におきまして、当該道路計画に係る道路詳細測量設計委託費を計上いたしてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 田中好君。 ◆16番(田中好君) ありがとうございました。9月中に移転が完了されるという回答をいただきました。 その後は解体への取り組みをされるわけでございますが、本年当初予算に解体撤去工事費として1億4,339万3,000円でしたかね、計上されております。現在、解体に向けての業者とか入札等についての現状はどのようになっておりますか、お聞かせください。 ○議長(園田新一君) 廣瀬都市産業部長。 ◎都市産業部長(廣瀬信之君) 西本郷、弁天、土田、多賀団地の解体の件でございますが、設計業務はもうほぼ完了いたしておりまして、今後は解体工事の発注手続を経まして、4地区とも年度内には全て解体を完了したいというふうな形の中で現在進めております。 以上です。 ○議長(園田新一君) 田中好君。 ◆16番(田中好君) 年度内に解体ということでございましたですけど、今の回答にありますように、更地になるわけでございます。跡地課題につきましては、またできましたら地元周辺の住民の皆様方それぞれと説明をしていただいて、また協議の場を持っていただいて、有意義な、また有効な土地活用に取り組んでいただきますようにお願いをしておきたいと思います。 また、西本郷跡地に設計をされています歩道整備、道路拡幅整備につきましては、道路詳細測量設計の予算化をしていただいてるということでございますので、大変ありがたいことと思っております。子どもたちの安全・安心な通学に、また交通安全に大きく寄与いたしますこの事業整備に取り組んでいただき、一日も早い完成にご尽力をいただきますようによろしくお願いを申し上げたいと思います。 次に、大きな3項目めの質問をさせていただきます。 議第106号近江八幡土地開発公社を解散することについての質問をいたします。 近江八幡土地開発公社は、昭和47年4月に設立されて以来、長年にわたり今日まで本市の公共事業等の施工に係る有効地となる土地の先行取得等の重要な役割を果たしていただいてまいりました。その土地開発公社が解散されるという上程でございますので、全国の解散状況を少し調べさせていただきました。 総務省の資料によりますと、都道府県公社や指定都市の公社は余り変動がありませんでした。ということは、新規も解散もなされていないというところでございます。 しかしながら、本市が属します市区町村の公社、推移を調べてみますと、一番多く土地開発公社が存在していたのが平成11年の1,597公社でありました。それが平成24年には875という公社に減っておりました。この間に多くの市町村自治体の公社が解散されたということになります。 解散どきの状況を見ましても、負債を抱えたまま解散されている自治体もありました。中には、巨額の負債を抱えてるところもありました。しかし、本市の土地開発公社は、今回の解散は黒字決済での解散となるわけでありまして、本当に健全な経営がなされていたあかしでもあります。 そこで、このたびの解散に至ります理由または経緯をお聞かせをいただきたいと思います。 そしてまた、解散後の残余財産はどのように清算されるのかをお伺いをいたしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) 田中議員がお尋ねの近江八幡市土地開発公社の解散につきましてお答えを申し上げたいと存じます。 近江八幡市土地開発公社は、地域の健全な発展と秩序ある整備を推進するために、必要な土地等の取得及び管理等を行い、もって公共の福祉の増進に寄与することを目的としまして、公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて昭和47年に設立をされ、本市の公共事業等の施行に当たり、公有地となるべき土地の先行取得等の役割を担ってまいってきたところであります。 設立から今日まで四十数年が経過し、かつての土地価格が高騰した時代は遠のき、長らく下落の時代となった現在におきましては、土地の先行取得の必要性が薄れているのが実情でございます。また、第三セクターの債務問題として、行き過ぎた土地買収や経営不振等により多額の債務超過に陥った事例が全国的に見られ、各自治体において三セク債を発行するなどして、公社の整理、廃止が進められたものもいまだ記憶に新しいところでございます。 滋賀県内でも、多額の債務整理のため三セク債を活用し、平成24年度から25年度に解散されているところがございます。幸い、当市公社においては借入金等の負債もなく、健全体質を維持しているところでございますが、平成14年度以降、大規模な先行取得の事例もなく、近年は一部保有地の買い戻しや売却にとどまっているのが現状でございます。 こうした現下の情勢を踏まえ、公社は所期の目的を達成し、その役割を一定終えたものと捉え、このたび一切の負債もない健全な状態において解散しようとするものでございます。 なお、公社の解散に伴います残余財産につきましては、公社定款第26条第2項に、公社が解散した場合において、債務を弁済してなお残余財産があるときは近江八幡市に帰属すると定められているところであります。7月31日現在の資産が、現金及び預金が約7,000万円、保有地は簿価で約8,500万円、公社事務所などの固定資産が約7,300万円の合計2億2,800万円でございます。これらが解散後、市へ帰属されることとなり、今後は保有地におきましてはそれぞれの庁内各担当部署にて財産管理をさせていただくこととなっております。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 田中好君。 ◆16番(田中好君) ありがとうございました。今、市長のほうから土地開発公社解散に至りますまでの詳しい説明をいただきました。 本当に黒字決済での解散ということで、ここまで健全経営にご尽力いただきました執行部役員の幹部の皆様方を初め関係の皆様方に敬意を表するものでございます。今後は、解散、清算に向けてしっかりとした手順を踏んでいただきまして、円滑に、かつスムーズに事を進めていただきたく願っております。 また、先ほどの答弁にもありますように、市に移管されるわけでございます。市所有財産となるわけでございますので、どうか先ほど市営住宅のときにも申し上げましたように有効な土地利用に活用されますことをお願いを申し上げておきたいと思います。どうかよろしくお願いを申し上げます。 以上で質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 先ほどの井狩議員のところで答弁漏れがあったようでございます。 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) 先ほどの井狩議員のご質問の財政見通しの中で、新エネルギーセンターのところで、39億円の内訳というところで、答弁が漏れておりました。改めて回答いたします。 全体事業費、約でございますが68億円、国費が22億円、市債が33億円、基金が13億円となっております。これを本年度支払い39億円で、きっちりは分けれませんが、案分をいたしますと、国費として12億6,000万円、市債として19億5,000万円、一般財源、基金繰り入れでございますが、6億9,000万円を予定しているというところでございます。回答できずに申しわけございませんでした。 ◆17番(井狩光男君) ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 以上で田中好君の個人質問を終わります。 休憩します。               午後0時25分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後2時0分 再開 ○議長(園田新一君) 再開します。 次に、中田幸雄君の発言を許します。 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) 皆さんこんにちは。創政会の中田幸雄でございます。 議長の発言許可をいただきましたので、発言通告順に従い、4点につき分割質問させていただきます。 質問に入らせていただく前に、9月10日に台風によりお亡くなりになられました方々に哀悼の誠をささげます。また、いまだ避難生活をされている住民の方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興を願うものであります。 我が近江八幡市では、今年度、地域防災計画の見直しをされたと聞いております。本市は、東に蛇砂川、白鳥川、また西には日野川一級河川が通っており、特に日野川の改修部分は下流部のみで、今回の越水による堤防の決壊の起こり得る可能性は十分あると思われます。今回の災害をあらゆる面から検証し、安全なまちづくりに取り組んでいただきますようお願い申し上げます。 それでは、質問に入らさせていただきます。 県道25号線長命寺から宮ヶ浜の景観保全と岡山園地の修景についてお伺いいたします。 近江八幡市長命寺から水ヶ浜を通って宮ヶ浜まで延長10キロに及ぶ通称木漏れ日道路として、春は桜並木、秋にはもみじ並木、琵琶湖の美しさと鳥のさえずりを体全身に味わい、リラクゼーションのメッカとして全国各地から観光に来られています。この景観を楽しんでいただくために、近江八幡で結成されているおやじ連の方々が毎月清掃活動をして、琵琶湖畔の景観をよくする運動に取り組んでおられます。 このおやじ連と申しますのは、平成14年に健康推進友の会22名で、定年退職者を中心に、おやじサロンで料理教室から始まりまして、知り合った参加者で町をきれいにしたいという共通の思いのもと、この組織を立ち上げられ、八幡山、白鳥川、琵琶湖畔での環境保全に、26団体、年間600名分の奉仕活動を展開しておられます。一生懸命桜の手入れをしていただいておりますが、近年、この桜の木にてんぐ巣病が発生し、しかも桜の木の高い部分であるため、おやじ連の方々では手がつけられない状態であります。 この道路は、先ほどにも申し上げましたとおり県道でありますので、市から県へ要望していただくことはできないものかとお伺いいたします。 また同様に、何度となく要望しております岡山園地についてでありますが、雑草が繁茂している園地は琵琶湖周辺ではこの辺しかありません。本市はどのような対策をとられているのか、いま一度お伺いいたします。 初問といたします。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 水都市産業部理事。             〔都市産業部理事 水 平作君 登壇〕 ◎都市産業部理事(水平作君) 中田議員ご質問の県道25号線長命寺から宮ヶ浜の景観保全と岡山園地の修景についてのうち、県道25号線長命寺から宮ヶ浜の景観保全についてお答えをします。 議員ご指摘の桜並木が県道25号線の道路管理者の所管であるかを東近江土木事務所管理調整課に確認いたしましたところ、所管外であることがわかりました。 また、桜並木のてんぐ巣病対策については、地元県会議員から県森林保全課に連絡があり、県森林保全課と中部森林整備事務所が9月2日に現地確認と、琵琶湖湖畔の景観をよくする運動に取り組まれているおやじ連の方に事情を確認されています。 この地域は国定公園の区域であり、伐採を行う場合は、自然公園法などの関係法令の手続が必要となります。仮におやじ連など民間団体がてんぐ巣病で枯れた桜を伐採されることは、関係法令の手続を行えば伐採は可能であります。 県森林行政サイドとしては、対象可能な事業の検討を行っており、民間団体などの支援の情報提供を行うとのことです。本市といたしましても、県と連携をしながら、有益な情報があれば提供したいと考えております。 次に、岡山園地の修景についてお答えをします。 岡山園地については、平成25年9月定例会においても議員からご質問をいただいております。この園地は、琵琶湖総合開発事業の中で昭和53年から56年にかけて整備され、自然公園として滋賀県が財産管理を受けているものです。維持管理については、本市が県からの委託により行っています。 岡山園地の清掃に関する委託費は、平成16年ごろは250万円程度でありましたが、年々減額され、平成22年度には40万円程度に大幅削減となり、今年度は若干増加傾向であるものの、平成22年に比べるとほぼ横ばいの状況であります。 この委託費の減額分は、委託業務の内容に影響を及ぼしており、現在のような状況を招いているものと考えています。このことについて、岡山園地の所管であります県自然環境保全課に現状を説明し、対策を確認いたしましたところ、今年度から園地内の委託管理区域外を段階的に除草を行う予定であり、今年度は岡山揚水機場から南側の1.6ヘクタールを秋ごろに除草するとのことでした。 また、自然公園施設は、草津、守山、野洲方面の湖岸にあります都市公園の湖岸緑地とは異なり、自然公園の地域は自然の状態にある樹木や水辺を残すことで生き物の生息の場となるという意義があるとのことです。特に岡山園地周辺のヨシ帯は、琵琶湖でも大変貴重なニゴロブナ、ホンモロコ等の在来種の産卵の場ともなっていますので、人々が近づかない場所を残すことも大切と言われています。 しかしながら、琵琶湖の景観を守ることは行政の大きな責務であることから、岡山園地及びその周辺湖畔の財産管理者である滋賀県や独立行政法人水資源機構、また自然公園法や景観等の担当部署に働きかけ、修景対策を要望していきたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 てんぐ巣病というのは、てんぐの巣と書いててんぐ巣病というんですけども、これは桜の木の幹の中間部にできて、ごぶみたいになって、そこから枝が出てくる、そんな病気なんですけど、木のがんとも言われております。一度できると、その桜の木というのは生命力を失ってしまいまして、いずれ朽ちてしまうと。 また、このてんぐ巣病というのは伝染しますので、1カ所できてくるとほかの枝にうつっていって、全体の桜の木まで枯れさせてしまうという厄介な病気でございます。そのために、琵琶湖の景観と桜というのは切り離せない関係でありますので、市民や他府県から来られる観光客の方にもその景色を楽しんでいただくためにも、保存、保全の取り組みを十分県と協議していただきまして進めていただきたいと思っております。 また、岡山園地につきましてですけども、琵琶湖総合開発で岡山園地というのができたわけなんですけども、そこでは湖辺重要景観地ということで牧の地域が指定されているわけでございます。園地ができたころは、私も、遊歩道というのがございまして、1メーター少しの、1メーター20センチぐらいの道路がずうっと何キロにわたってもありまして、そこから自然の木とかヨシビを見に行ったことも覚えております。そんな風景が、今は本当に、皆様見ていただいたらわかるように、雑草が繁茂し、見るに見られない、本当にこれで八幡の北の玄関としてはいいのかなという景色でございますので、何とかもっと力入れていただきまして、景観の面から修景の保存もしていただきまして、自然を皆様方に味わっていただくという面から、もっともっと県に働きかけていただき、また地元の協力体制ももとに景観形成に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、マイナンバーについて質問させていただきます。 さきの議員でおおむねの回答をいただいておりますので、質問されてない部分のみを質問させていただきますので、よろしくお願いします。 マイナンバーが10月から書留郵便で郵送される予定でございますけども、まず手元に届かない人がありますか。その点についてお答え願いたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 江南市民部長。             〔市民部長 江南仁一郎君 登壇〕 ◎市民部長(江南仁一郎君) ただいまマイナンバーのご質問いただきました。 手元に届かない方が出てくるかということでございますが、この通知カードにつきましては、住民票所在の住所に基本的にお送りをさせていただくということになります。したがいまして、居所と異なる場合は届かないということがございますので、この方につきましては住民票の現住所への異動をまずお願いをさせていただいてるところでございます。 また、さきの議会でもご説明申し上げましたとおり、個人的な事情、DVとかそういった方については、居所登録をしていただくことによりましてその住所へお送りをさせていただくということができます。また、老人ホーム等へ入所されている方も同様でございます。こういった方々につきましては、各老人ホームの施設あるいは病院に長期入院されてる方もいらっしゃいますので、市内ですと総合医療センター等を通じまして患者様にそういった届けをしていただくようにお願いをさせていただいてるところでございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 今の10月前の状態のことをお話しされたと思うんですけど、10月以降にナンバーが書留で来ないという方、そのような方はどのように対処というか、わからない方もおられるんですけども、その辺はどのようにすればいいのかということでございますけども、よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 江南市民部長。 ◎市民部長(江南仁一郎君) お答えを申し上げます。 今回、10月1日以降にお送りをさせていただきますものにつきましては、簡易書留の転送不要という形でお送りをさせていただきます。通常お住まいの方でたまたまおうちにいらっしゃらなかったという場合につきましては、通常の書留郵便と同様でございまして、一旦不在票が入りまして、郵便局のほうで保管をいただきます。で、免許証等をお持ちいただいて郵便局の窓口でお受け取りいただく、もしくは再配達をお願いしていただくということになります。大体1週間ぐらい郵便局のほうで保管をいただくということになってまいります。 その後、郵便局のほうにもお受け取りに来られなかったという場合につきましては、これは一括して市のほうでお預かりをさせていただくことになります。その間、届かなかった理由につきまして、例えば市内での住所の移転であるのか、あるいは10月以降たまたま転出されて届かなかったのか、そういった情報を調査をいたしました上で、それが判明いたしましたら、今度は転送が可能な形でのはがきでの連絡をちょっと考えておるんですけれども、市役所のほうで通知カードをお預かりしておりますという旨のご連絡を個々にさせていただいて、市役所のほうでお受け取りをいただくと、こういうふうなことを考えております。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。
    ◆10番(中田幸雄君) それじゃあ、この窓口というのはどこが窓口になるわけですか。市役所の窓口。 ○議長(園田新一君) 江南市民部長。 ◎市民部長(江南仁一郎君) 当初の通知はJ-LISのほうから送られるんですけれども、その後の扱いにつきましては市の市民課のほうで全て対応させていただきます。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 2017年度春からは確定申告書に番号の記載を義務づけ、秋には年金との連携も行われる予定であります。また、18年からは預金口座に適用するとのこと、またさらに医療、健康関連と連携するとのことであります。個人情報がややもすると他人に知られる可能性は大いにあると思います。 マイナンバーにかかわる人の情報流出について、本市の対策をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) それでは、流出によります対応策につきお答えさせていただきます。 マイナンバーを含め個人情報の流出に係る部分でございます。 マイナンバー等を初めとします個人情報保護対策につきましては、これまでさまざまな対応をとってきたところでございます。従来より、いわゆる電算システムでは、住民基本台帳システム等の基幹系ネットワークと、インターネットにつながっている情報ネットワーク、いわゆる庁内LANと申しますけれども、それは物理的に分離し、相互に通信ができないようになっており、基幹系ネットワークからインターネットを通じて情報漏えいが発生しないよう対策をとっているところでございます。 また、基幹系ネットワークに新たにネットワークセキュリティーシステムを導入し、接続できる記録媒体の管理、機器操作記録の監視、不正アプリケーションの排除等を行い、対策を実施してまいる予定でございます。 さらに、マイナンバーに関連づけられる個人情報へのアクセスについては、業務ごとにアクセス権の設定を行い、業務担当者以外の部外者が個人番号を閲覧できないようにするとともに、国が設置する中間サーバーへのアクセスについても、生体認証システムを備えた特定の端末機から行い、個人番号を初めとする個人情報の保護に努めてまいります。 また、情報を扱います職員に対しましても、職員研修やリスクの洗い出しを通じて、ヒューマンエラーの防止の徹底、個人情報を含むファイルの暗号化等の実施を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 マイナンバーは、10月以降に申請するせんにかかわらず、個人番号というのが永久に個人番号として取り扱いされるわけでありますから、高齢化が進む中におきまして、申請されない方がマイナンバー通知番号をなくされる可能性が生じると思います。このマイナンバー個人番号は本市ではどのように管理されておられますのか、お伺いいたします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) 先ほど市民部長がお答え申し上げましたように、また議員もおっしゃっていただいてますとおり、10月以降、個人番号の通知カードが簡易書留で郵送されて、住民票を有する全ての方に個人番号が通知されることになります。それを受けて、個人番号カードの交付希望者は交付申請を行うことになります。 ただ、管理に関して申し上げますと、市としましては、先ほど申し上げましたようにシステム上の保存管理は徹底してまいりますし、先ほど申しましたようにヒューマンエラー、その個人番号を含んだ情報を紙として出力する場合もございます。それは、これまでのファイル、個人情報の保護のファイルということで、鍵つきロッカーに保管するなりの個人番号の機密には十分注意してまいりたいと思います。 また、個人の皆様におかれましては、マイナンバー通知カード、さらには個人の任意によりますけれども、個人番号カードを交付を受けた場合、それぞれについては厳密な管理をお願いしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) 写真をつけんなんということで、個人の方が、市民の方が、駅でも今あるんですけども、そこへわざわざ行って写真を撮って、手続のほうがかなり面倒になってくると思うんですけども、その点は何か市のほうでは対処される予定はございますか。 ○議長(園田新一君) 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) その点に関しましては、さきの議員から、中田議員からもご指摘をいただきました。その後、庁内で協議をいたしまして、先日、自動写真撮影機の設置希望業者の入札を行いましたところ、幸いにも1社、置いてあげようという業者がございましたので、早ければ今月末に、玄関出て右手、逆に道路側から見れば正面向かって玄関の左っ側に自動写真撮影機を設置する予定になっております。また、前回、適切なアドバイスを頂戴し、ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) 市民サービスのほうよろしくお願いします。国の施策で進められておりますマイナンバー制度でございますので、庁内で十分検討していただきまして、セキュリティーシステムに万全を期していただきますようお願いいたします。 それでは次に、空き家対策についてお伺いいたします。 平成26年11月27日、空家対策の推進に関する特別措置法が施行されました。本市では、条例化するため、関係各課で協議されているとお聞きしております。 全国では空き家数は820万戸でありまして、本市の空き家軒数は220軒ほどありますが、この数字は空き家等の特定空き家であり、実質調査された数字ではないため、本年度中に調査を行うとのことでありました。調査はどれくらい進んでいるのか、お伺いいたします。 また、条例化に向けた問題点等がありましたらお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) 中田議員のご質問の空き家調査の進捗状況につきましてお答えを申し上げたいと存じます。 空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく本市の対策につきましては、関係課による庁内調整会議を設け、その推進を図っているところでございますが、本市では同法の施行に先駆け、昨年10月に、自治会の協力を得て、地域で問題とされている空き家がどれぐらいあるのか、その軒数把握を行ったところであります。その結果、61自治会から220軒の報告があったことは、さきの6月議会定例会等でも説明をさせていただいたとおりであります。 その後、2回の調整会議を開催し、まずは倒壊のおそれや著しく衛生上有害なもの等、いわゆる特定空き家の基準を定めていくための過程として、物件把握を行うこととしております。具体的には、特定空き家を絞り込むための調査として、8月4日開催の市連合自治会幹事会におきまして、各地域で問題があるとされている空き家物件を地図上に示し、提出いただくよう、市内167の全自治会にお願いをしておりまして、9月11日現在、26自治会から62軒の報告をいただいてるところであります。また、その内訳としましては、倒壊の危険があるもの19軒、また環境や衛生面で近隣住民から苦情があるもの8軒、防犯上周囲に不安を与えているもの6軒、景観的に大きな問題があるもの5軒、その他危険があるもの8軒となっているところであります。 今後は、6月議会定例会で回答のありましたとおり、それぞれの案件の性質に合わせ、環境面や建築等の担当課が現地踏査による状況確認を行い、年度内にはデータベースとしてまとめることとしているところであります。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 江南市民部長。             〔市民部長 江南仁一郎君 登壇〕 ◎市民部長(江南仁一郎君) 中田議員の空き家対策のご質問のうち、条例化に向けた問題点についてお答えをいたします。 空家対策の推進に関する特別措置法は、第1条の目的から第16条の過料に至るまで、条例を制定しなくても直ちに運用できる内容の法律となっています。このことから、県空き家対策市町連絡協議会においても情報交換を行っておりますが、県内他市町の状況は、条例を制定済みもしくは制定予定は半数程度と、対応が分かれている状況にあります。 議員お尋ねの、条例を制定することについての問題点として考えられるものは、特にはございませんが、まずは条例を制定することによるメリット、デメリットの両面から検討する予定であります。このことから、まずは実態調査を踏まえた分析をもとに、庁内調整会議での意見、課題を集約する中で、条例によって特別措置法を補完することで、例えば防災面や利活用の面、緊急対応措置、あるいは審議会などの設置などにおいて、本市の特性に合ったメリットにつながるのかについてさまざまな角度から検証を行い、基本計画の策定とあわせ、条例についても検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございます。 空き家等は、適切な管理が行われていない空き家等がもたらす問題点があります。毎年9月1日に、防災の日を中心として、各地で地震を想定した避難訓練、また地図を使って避難路を想定するDIG、図上訓練を行い、防災に対する積極的な取り組みをされております。安全な避難路を平常時から点検することにより、防災力の強化につながります。また、ライフラインにも適正に働くと思います。空き家等の適正管理に向けた条例を一日も早く取り組んでいただきますよう、これは要望とさせていただきます。 次に、本市における農商工連携と6次産業推進に向けた取り組みについてお伺いいたします。 本年度、産業建設常任委員会では、農商工連携と6次産業推進に向けた調査研究を行っております。7月16日には、本市の6次産業の取り組みについて勉強会を開催いたしました。平成23年度の構造改革で、庁内に6次産業グループが設置され、産地生産拡大の拡大事業と水郷ブランド農産物事業を中心に事業展開されており、平成27年度の機構改革で、農業振興課内に、農業政策グループの業務として産地生産拡大事業、水郷ブランド農産物の認証及び推進業務を行っておられます。 本市で取り組まれている6次産業拡大事業の取り組みについてご説明をお願いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 水都市産業部理事。             〔都市産業部理事 水 平作君 登壇〕 ◎都市産業部理事(水平作君) 議員お尋ねの、本市の6次産業拡大事業の取り組みについてのご質問にお答えをします。 本市の6次産業の取り組みは、今年度より、従来の組織を、民間事業者や県6次産業プランナーなどを構成員とした近江八幡水郷の食材と食プロジェクト会議を再編成し、地域特産加工品の開発に重きを置く推進組織としました。本市の農業産出額の増加に向けて、水郷ブランド農産物を含めた地域の農水産物の販路拡大や6次化研修会の開催、また地場農産物を活用した商品のPRや情報紙の発行に取り組んでいます。 今後は、農業者と消費者、加工業者との結びつきによる6次産業化を見据えた加工食品などの商品開発、商談会への出展推進や市のマッチングサイトの活用による販路の開拓を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 水郷ブランド農産物として北之庄菜とか信長ネギ等が有名でありますが、その他いろいろな農産物があり、水郷ブランド農産物に取り組みたいと思われる方に対しまして本市としての対応はどのようにされていますか、お伺いいたします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 水都市産業部理事。 ◎都市産業部理事(水平作君) 水郷ブランド農産物新規参入者への対応についてお答えをさせていただきます。 水郷ブランド農産物新規参入者への対応につきましては、農業改良組合長会議での説明や、前年度に取り組まれた生産者への通知、市のホームページなどで周知を図っています。 今後は、水郷ブランド農産物生産者の拡充に向け、認定農業者への働きかけを強化するとともに、新規参入される生産者への相談などに対して個々に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) 水郷ブランド農産物を拡大するための助成制度というのは幾つかございますか。 ○議長(園田新一君) 水都市産業部理事。 ◎都市産業部理事(水平作君) 水郷ブランド農産物を拡大するための助成制度につきましては、現在、転作作物として取り組まれ、水郷ブランド農産物の承認を受けた農産物に対して、産地交付金として、今年度、10アール当たり3,000円の助成を受けられることになっております。 以上です。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 次に、水郷ブランド農産物に取り組まれる方々への研修制度というのは設けられておるのか、お伺いいたします。 ○議長(園田新一君) 水都市産業部理事。 ◎都市産業部理事(水平作君) 水郷ブランド農産物に取り組まれる方への研修制度につきましては、特に設けてはおりませんが、他の農産物と同様に、6次化に向けた研修会の中での取り組みを行うとともに、あわせて栽培技術の普及指導を県とJAと連携して指導支援してまいりたいと考えております。 ○議長(園田新一君) 中田幸雄君。 ◆10番(中田幸雄君) ありがとうございました。 産業建設常任委員会では、7月に熊本県玉名市の6次産業推進事業について視察に伺いました。ここでの6次産業は、農林水産者の生産者の所得向上、生産者が販売まで手がけることで消費者のニーズを把握し、地域の活性化を目指すことを目標にして、市としての支援は、情報発信の補助、農地のあっせん、アドバイザー、相談体制、情報交換の場、交流の場、知識向上の場等提供により推進を図っておられます。また、庁内では、農林水産政策課、商工観光課、6次産業推進室の2課1室によるプロジェクト会議を実施し、支援体制の強化を図っておられます。 また、玉名市の特徴としましては、推進室に任期付職員を配置されておられます。任期付職員とは、食品バイヤー経験者で、売れる商品づくり、販路の開拓等の相談に応じられる人でございます。現在、59品目販売され、新たな産業として注目を浴びております。 高齢化率、人口減少率の進む中におきまして、将来の農業経営を多面的に推進し、今後は医療や福祉分野と融合した12次産業化を推し進め、農業をしたことのない人でも自分の専門分野を生かして定年後すぐに働くことができると、新潟県の新潟市長の篠田昭市長は明言されておられます。近江八幡市の6次産業が今以上に発展しますよう、今後の取り組みに期待するものであります。これは要望とさせていただきます。 以上で私の個人質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 以上で中田幸雄君の個人質問を終わります。 次に、川崎益弘君の発言を許します。 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 日本共産党の川崎益弘でございます。 最後の質問者となりました。もうしばらくおつき合いいただきますようによろしくお願い申し上げます。 最初に、資料をちょっとお配りさせていただきましたので、また参考に見ていただけたらと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 北里幼稚園の今後について、さきの6月議会でも質問をしてきましたが、6月議会後に入手いたしました北里幼稚園の耐震診断結果の所見によりますと、以下のようなことが記されています。この参考資料の一番後ろに、そのときの診断所見が書かれておりますので、ご参考ください。 現地調査において、図面と実際の施工状況が異なっている点が多数見受けられる。調査できなかった箇所についても、施工に関する信頼性は乏しいと判断できる。接合部の高力ボルトが、図面では2-M16となっているが、現地では1本しか確認できなかった。このほかにも、積雪時のために早急に補強が必要である。このほかにも多数記載されています。 このように、余りにも衝撃的なことが記載されていますが、前の議会で、鉄骨平家建ての園舎なので屋根も軽く、ぐしゃっと潰れることはないと回答されましたが、この耐震診断の所見を見る限り、もし強い地震が起きたら大変なことになると思われますが、再度説明を求めます。 園児の安全を最優先に考えるなら、いつになるかわからない民間のこども園の建設を待つのでなく、公立の幼稚園を建設するべきと考えるが、再度説明を求めます。 最初に言い忘れましたが、分割で行いますので、これを初問といたします。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 鳥居福祉子ども部長。             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕 ◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 川崎議員の、北里幼稚園の今後についてのご質問にお答えをいたします。 北里幼稚園の耐震診断結果については、さきの6月議会でもお答えしたとおり、Is値、いわゆる構造耐震指標イコール0.06で、国土交通省が示すIs値0.3未満の建物であり、大規模な地震により倒壊や崩壊の危険性が高いものの、通常の状態ですぐに倒壊の危険があるものではありません。 北里幼稚園の今後につきましては、6月議会でもお答えしたとおり、学区内の保育園2園と協議を進め、保護者の就労にかかわらず利用できる認定こども園への移行を目指してまいります。北里学区全ての子どもが学区内の就学前施設を利用されることにより、小学校への円滑な接続や子どもの育ちにつながることから、幼稚園単独の改築ではなく、認定こども園のメリットを最大限に活用できるよう展開を図ってまいります。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 認定こども園を民間にお願いしてと回答されました。北里には民間の保育園が2園あるということから、そことも相談をしながらということでありますが、具体的にではいつごろになるのか、どこになるのか、その具体的な計画があるのか、そうでないとやっぱし保護者のほうはいつごろになるのか不安に思っておられますので、その辺はどのような計画をされているのか、お願いをいたします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 鳥居福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 具体的な時期については、この場で明確にお返事することはできませんが、現在、北里幼稚園の状況、幼稚園の就園率が38.5%ということで、半数以上の子どもさんが保育園に入園されていることも踏まえまして、幼稚園の建設ではなく認定こども園ということで、民間でのお力をかりつつ整備のほうを進めていきたいということで、早急に協議のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 保護者も待っておられますので、ぜひきちっとした案が出るといいと思います。 前の議会で市長は、屋根には鉄板が敷いてあるので屋根は軽いと言われましたが、屋根にはセメント瓦が施工されてあり、それが室内に落下するということもありますし、室内には照明器具やとか、天井には空調設備がされてあるわけです。そういったことからするならば、天井が落下する、また内壁面が崩れるということにも思われます。 市長は、平家なので逃げ出す余裕があると言われていますが、6歳以下の子どもさんが実際逃げるという行動が行えるとは思えませんが、それでも大丈夫と言われるのか、再度答弁を求めます。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 前回に引き続いてのご質問でございまして、いろんな見方がございまして、川崎議員の出していただいたのは一つの診断結果であります。もう一つは、また別の専門家からさらに精査をしていただきますと、こういうことも言うていただいてますね。 計算の都合上、3つのゾーンに屋根を分けて計算をされてる、これは。しかし、実際は屋根がつながっている。屋根はつながってるわけですね。だから、つながってるため、他のゾーンへの地震力の移行がある程度期待できる、こういうことも診断結果で言われてるんですね、別の。だから、別々の屋根瓦は、この数字はまともだけれども、実際はつながってるじゃないと、こういう診断結果。これは専門家です、これは。 もう一つ、屋根が軽く、これは具体的に平米で150キログラムと書いてるんですけど、地震力が小さいため、これらの計算外の余力が大きな要素になる。すなわち、計算外でいろんなファクターがあって、それがいわゆる耐震に寄与してるという診断結果であります。 もう一つは、計算上は無視をされてるけれども、この診断結果は、いわゆるポストの柱、外壁の胴縁ですね、地震力への抵抗要素になってますが、計算は無視、計算上は入ってない、これは。でも、よく見たら、外壁の胴縁も、あるいはポストの柱というらしいですけれども、地震力への抵抗要素になる。 このように、やっぱり見方が違うんですね。だから、一気に僕は倒壊しないということを申し上げたわけであります。 以上です。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 今おっしゃられたのは、そういう診断結果もまたされておられるということなんですが、そういったものは我々には目に入らなかったし、私も請求させてもらって出してもらったんですが、そういうのも入ってきていないということであります。 そういった中で、やはり保護者の中ではそういったことが何も知らされないままに来ていると。やっぱしこの診断結果しかないわけですよね。私が請求いたしました診断結果と所見としかないわけですよ。そこでしかわからないので、やはりじゃあ保護者にそのことをきちっと説明をされたのかどうなのか、そのことについて伺います。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) これはいわゆる機会があれば説明をしていきたい。これは実はもう少し正確な診断をしていただこうということでしてもらった結果がこういうふうな今申し上げたような結果が出てるわけでありますから、そのことは前からわかってて、別に隠してたわけじゃない。 これは一般論として、ある屋根の一坪が地震で、ばしゃっと来るという、普通は素人が大体考えてもなかなか来ないと思います。だから、ちょっとこれおかしいなということで、別のさらに専門的な人に診断をしていただいたらこういう結果が出たということでありますから、これは情報なり何かで保護者の皆さん方には説明をしていかなきゃならないと思ってます。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 屋根は落ちないかもわかりませんけども、先ほども言いましたように、天井にはやっぱしそういうものがつってあるわけですよね。やっぱりあの天井のやり方は、多分、軽天構造だと思うんです。専門的ななになんで、そういうもんでつり上げてある、そういうものが落ちないか。そして、市長はあのときには、平家やから子どもが逃げられるんやという言い方をされたが、果たして6歳未満の子どもさんが逃げられるか逃げられないかということにもなりますので、それはその辺はどのように考えておられるのか、もう一度。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 物が落ちるとか物が倒れるというのは、これは守ることができると思います。だから、そのような方法で取り扱いをしたいと思ってます。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 物が落ちるということはそれを防御することができるというように言われましたが、地震のときにばしゃっと落ちてくる、地震はいつ起こるかわからない状況にありますよね。それでもそういうような防御ができるというようにお考えなんですか、あの園舎の中で。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) それは物が落ちるということは、これは固定が十分でないということでしょう。落ちるということは、固定ががっちりしたら、屋根全体ならばこれ落ちるとは言いませんわ。屋根が崩壊するわけですから。落ちるということは、物が固体が落ちるということは固定が十分じゃないということですから、固定を十分にしましょうと、こういうことを言うてるんです。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) じゃあ、その固定を十分にしますということを言っておられるということなんで、それはじゃあ認定こども園になるか、それはどうなるかわからない、じゃあその間にその天井やとかそういうのはもう一遍工事に入るということをおっしゃっておられるというような理解をしてよろしいんですか。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) そのことを含めて早急に結論出したいと思います。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 本当に、やっぱり中には園児がたくさんおられます。北里も園児が少ないわけじゃない、だんだんだんだんふえてきているという中でありますので、やはりぜひそのことをお願いしておきたいと思いますし、この間も私も保護者の皆さんと、心配やからということでお話をさせてもらう機会がありました。その中で、やはり中には公立の幼稚園を残してほしいという声も非常にあるということも知りましたし、そういった中で、このように対策を考えていただけるのならば早急な対策をしていただかないと、保護者は本当に不安な中で子どもさんを預けておられるので、そのことだけはぜひ早急な対策をされて、そして保護者にきちっと説明をされるようにお願いをしておきたいと思いますが、どうでしょうか。近いうちに説明をされるんでしょうか。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 先ほど言いましたように、検討して早急に対応を考えたいと思いますし、また議員のほうも保護者のほうから信頼、全幅の信頼かどうかわかりませんけれども寄せられてるようでありますから、議員のほうからこういう答弁があったということを言うていただければ大変ありがたいかな、かように思います。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 私のほうからも、こういうのは答弁で今出てくるのは、先ごろお会いしたときには、ホームページにも出てますよと、答弁はこういうとこで見られますよというお話もしておきましたんで、ぜひ見られると思いますし、私もこのことは伝えていきたいとは思いますが、ぜひ市当局から直接保護者会なりへ申し出をされてそういった説明がされるようによろしくお願いしたいと思います。そうでないと、前のような答弁のままですと、やっぱし無責任さが残ってしまって、やはり保護者には不安がいっぱい残るということになりますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げておきます。 では次に、ふるさと納税と岡山小学校についてということで質問をさせていただきます。 近江八幡市で育ち、市を離れてふるさとを思うことから、他の市町から当市へふるさと納税をされることが本来でありますが、当市に住んでいる方が当市へふるさと納税をされたときはどのようになるのか。例えば1万円をふるさと納税したとき、手数料は、お礼の特産品の金額は、ふるさと納税の住民税からの控除金額は、住民税の控除を受けても所得税の控除が受けられるのか、また市に入る実際のふるさと納税の額は幾らになるのか、説明を求めます。 今議会の補正予算では、ふるさと納税の収入を2億円追加して、予算総額3億円としていますが、これは教育施設を目的に、特に岡山小学校の建設についての関係から、岡山学区の特定の団体と、またいろんな方、市役所の岡山学区の関係職員にふるさと納税について説明をされたと聞きますが、教育施設は市、公共が建設するのが本来であります。そのことから、今まで行われてきました金田、島、桐原の各小学校建設は市が行ってきました。なぜ今になってふるさと納税寄附を求めることになるのか。 また、教育施設を目的とするならば、金田、島、桐原と小学校が建設されてきましたが、特に桐原小学校は現在も建設中でありますが、なぜ岡山学区だけにふるさと納税を説明されたのか、説明を求めます。 それから、債務負担行為において、岡山小学校の仮設校舎使用料が提案されていますが、どのような形態でどこに何年間の使用計画をされているのか、説明を求めます。 それからもう一つ、耐力度調査が行われていますが、いつごろ公表されるのかの説明も求めます。 以上です。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 冨士谷市長。             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕 ◎市長(冨士谷英正君) 今話題になっておりますふるさと納税につきましてのご質問にお答えいたしたいと存じます。 ふるさと納税制度を活用して本市在住の方から1万円のご寄附をいただいた場合についてどうなのか、こういうふうなご質問であります。例として言われました。 当市では、寄附額の4割相当を返礼と定めておりますので、送料等も含めた謝礼品代としましては、1万円の方ならば4,000円でございます。 また、控除につきましては、寄附額の1万円から2,000円を差し引いた8,000円が対象となります。したがって、一部は寄附した年の所得税から、残りは翌年度の住民税から、合計8,000円が控除されます。逆に言いますと、戻ってくるということになろうかと思います。 このため、いわゆる寄附者が実質的に負担をしていただく額は2,000円となるわけであります。ただし、現在は4,000円が謝礼品でありますから、2,000円をいわゆるご寄附をいただきますと、4,000円相当の謝礼がその方にもらっていただくことできると、こういうことになります。 この制度は、寄附者が市民であるか否かには関係なく、全ての寄附者に適用されるというものであります。この場合の市の収支を見ますと、寄附金から謝礼品の費用を差し引いた6,000円が実質的な収入と言えます。市民からご寄附をいただくことに伴い、市民税の所得割額が減少することになりますが、これは減少分の75%は普通交付税として措置される仕組みとなっているところであります。 次に、ふるさと納税を岡山小学校コミュニティエリア整備に活用することにつきましてどうなのかという質問に対してお答えをいたします。 本市のふるさと納税制度を昨年12月にリニューアルしましたところ、大きな反響がございまして、昨年度は約1億2,707万円──昨年度というのは実際は12月から3月、4カ月でありますけれども──のご寄附をいただいたところであります。その後、本年4月から税制改正、すなわち今までは納税額の1割が最高限度だったんですけど、倍の2割になったと、このような税制改定によりまして、ふるさと納税制度が大幅に拡充をされまして、より多くの方々がふるさと納税を利用しやすい環境が実は整ってきたところであります。 こうした本市におけます寄附実績、あるいは国の制度の充実、あるいは全国的なふるさと納税の盛り上がり等を総合的に勘案し、この制度を活用したまちづくり、ふるさとづくりの一つとして岡山小学校コミュニティエリアの整備への活用を、決定ではありませんけれども、何とか検討していったらどうかなあというところで、今検討をしているさなかであります。 最近では、特定の事業のために寄附金を募りますクラウドファンディングというのがありまして、これが全国で今広がっているわけであります。ほんで、近江八幡市版のクラウドファンディングの新たないわゆる試みとしても検討を現在しているところでございます。 また、学校など公共施設の整備は公が行うべきものであるというふうにおっしゃいましたけれども、公が行うことも一方法であろうかと思います。なぜか。本市の歴史をひもといていただければご理解いただけると思いますけれども、今のいわゆる白雲館ですね、日牟礼神社の前にある、あれはかつての八幡東学校でありました。あれは近江商人が子どもの教育充実を図るため、その費用のほとんどが実は寄附で賄われたものでございます。 これは一例でございまして、これまで施設だけではなくさまざまな公共事業が市民の浄財を得て実は本市では行われてきたわけであります。まさしくこのことは誇るべき近江八幡のとうとい市民性であると思っているところであります。このとうといお気持ちをしっかりと受けとめて、ありがたく活用させていただく、これが市民とともにつくり上げていくということでありまして、何もかも行政にお任せするお任せ民主主義とは一線を画するものであろうかと考えるところであります。 そこで、岡山小学校コミュニティエリアは、小学校を初め協働のまちづくり、防災・減災対策、あるいは地域子育ての拠点等を一団のエリアに整備することで各施設の相乗効果を高めると同時に、地域のにぎわいの核の形成を目指すものである、これはゾーン設定の意味であります。現在及び未来の子どもたちのために、より安全で快適な学びの場を提供しようという志、また地域の防災力の強化、つながりを深め、活性化を図りたいという志、それらをご寄附という形で集めさせていただければ、結果としてよりよい施設の整備を目指すことにもなるわけでございまして、また市民の市政参加を身近なものにする新しい自治の仕組みづくりになると考えているところでございます。 なお、仮にふるさと納税が活用できたとしましても、あくまでもいわゆる寄附行為ということの一環でございますから、これは個人の自由意思によるものが前提でございますので、決して強制するものではございません。 また、地元での説明会につきましては、これは岡山学区教育施設等整備促進協議会からの取り組みについて説明してほしいとのこういうお声を頂戴しましたことから、協議会主催の説明会に市から説明に伺ったものであります。 もう一度申し上げますけど、あくまでも決定ではなく、現在試行錯誤する段階で、その可能性を見出している状況であるということを申し上げて、ご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 廣瀬教育部長。             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕 ◎教育部長(廣瀬敏君) 川崎議員お尋ねの、岡山小学校の仮設校舎の使用料についてお答えします。 岡山小学校につきましては、児童数の増加に伴い、平成28年度に教室が不足する見込みであるため、仮設校舎を建設するものでございます。仮設校舎の建設に当たっては、現校舎の整備方針は決定していない状況ではありますが、整備に必要な期間を4年間と見込み、その間の児童数の推移から規模を検討しました。 さて、仮設校舎の形態等ですが、5教室と昇降口及びトイレを含んだおよそ660平方メートルを鉄骨造2階建てのプレハブ校舎で、現在の学校敷地内に建設を予定しております。 また、耐力度調査についてですが、学校の夏期休業中に現地でコア抜きによるテストピースの採取や中性化の確認を実施し、10月中には結果がまとまりますので、その後に公表する予定です。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) まず、岡山小学校の児童数が増加するということで、このことから、通学区域の弾力化について、岡山小学校の児童や新入生の保護者とこういったところで説明をされたと伺いますが、どこでどのような説明をされたのか、お尋ねいたします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 日岡教育長。 ◎教育長(日岡昇君) 小学校の夏休み以後、新学期始まる前に、学校の一斉清掃を保護者の方がされます。ことしは8月22日やったと思いますが、せっかく来ていただいたときに、特にお話に寄せていただいたのは、本市が平成20年度から学校規模の適正化ということで通学区域の弾力化を行っております。ことしも実は市内19名の児童が利用しましたが、なかなか通学手段等の関係で弾力化が思うように進まない実態があります。そんな中で、10名以上が同じ地域から弾力化を利用してもらえるようなことがあればバスを使っていこうという方針を立てております。 ところが、現在のところ10名に満たなくて、保護者の方が送迎していはるという状況なんですが、この岡山小学校が今現在、4割の子どもたちがエコ村の子どもたちなんです。ご存じのように非常に新しい住宅地で、もちろん岡山の小学校のよさを、あるいは岡山の地域のよさを思って来られた方もおられるし、たまたまここへ来られた方もいはると。新しく今度、今部長の説明がありましたように、仮設を来年度からこしらえていかんなん状況がある、あるいは耐震力テストの結果にもよりますが、建設がこれから始まろうかとしているということもあると、ひょっとして本市の弾力化制度についてご存じないかもわからんということで、ちょうど掃除していただいた後にエコ村の方だけ集まっていただいて、こんな制度がありますよと。 なぜエコ村かということに関しては、非常にたくさんの子どもさんがいはると、ひょっとしたら種々ご理解いただいて10名以上集まった場合はバスの準備もしていますが、あくまでも保護者あるいは子どものいろんな思いがありますので、最終的には保護者が決定してくれることであって、こういう制度があるということを紹介しに来ましたということで、エコ村の保護者の方に説明をさせてもらいました。 なお、ほかの地域も説明に来いと言わはったら何ぼでも行きますわというふうに岡山学区には言っておきましたし、たまたま近隣に、近隣って同じ中学校区に、非常に新しくて教育施設の整った学校があります。島小学校ですが、ところがあそこの学校の適正規模というのはやっぱり1クラス20名は要るかなと思ってるんですが、いろんな手だてをしても、先ほど申しましたように、市内ではたくさん弾力化を利用してきていただいてるという状況があるんですが、思うように集まっていない状況もありますので、島小学校の状況も説明させていただいて、お話を紹介させてもらいました。 以上です。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 私もちょっと聞かせていただいて、そんな話があったということは聞きました。それで、やっぱし島小学校へ通学してもいいなあと思われてる保護者もおられるということ。それはやっぱり、今、岡山に行きたいんやけども狭いからどうしようもないしなということで、しばらくの間でもということなんですが、残念なことにやはり送り迎えがどうしてもできないと。その辺でもう少し、10人と言わずに、例えば地域を回っていって拾えへんのかとか、もっと幅広い説明がないのかとか、そんなような話がありました。 ほいで、10人に限定されないで、そういうことを考えられないのか、一遍もう一度検討していただきたいんですが、いかがでっしゃろ。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 川崎議員にしてはと言うたら失礼ですけれども、すごくいい案を出していただきました。僕は10人に限定してません。ただ、1人ずつが、岡山の加茂で1人、次は桐原の中小森で1人、それから馬淵の千僧供で1人、これはちょっと大変ですよね。子どもさんが車酔いしはりますわ。 だから、岡山学区ならば、あの広さで、いわゆる元水茎から何人でも、あるいは加茂からでも牧からでも来はったら回ります。そら10人とは言いません。大いにそれはやっぱり新しい学校ですから、だからエコ村の保護者はやっぱり仮設のプレハブのこんな、こんなとことは言いませんが、こういうな施設よりも、やっぱり教育環境のすばらしいところで勉学ようさせてあげたいという気持ちは持ってなさることは聞かされてるんですね。 だから、我々も一生懸命話ししますので、ぜひ議員も力をかしていただければありがたいなと思います。だから、10人とは限りません。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 最初の言葉がちょっと気にさわりますけどね。私もちゃんと保護者とはいろいろとお話しさせてもろてる。そこに限定されないで、いろんなところでお話はさせてもらってる、私ね。ですからそういうことを申し上げてるんであって、やっぱし、でも10人に限定されないと言われましたけども、朝はいいんですよね。下校が非常にやっぱり低学年と高学年との時間差ができてきたりするんで、そういったことまできちっとやってもらえるんやったらそれも考えてみたいという保護者もおられたということだけはお伝えしておきたい。何か市長、はいどうぞ。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) そら建設的な意見ならウエルカムでございまして、そら学童もございますので、そこに行っていただければうまく帰りも一緒に行けるかもわかりません。あるいは、2回に分けて行けるなら、そこら辺はやっぱり運用の妙味で考えたいと思います。とりあえず意思表示を、どういうところから何人なのか、こういうのをしていただかないことには対応が難しいですので、ぜひお父さんやお母さんのほうから意思表示をしていただきたいと思います。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) ぜひ、そういう話もあるということなんでね。ですから、エコ村だけで限定されて説明されると、ほかのとこはなんやねんと、こうなりますんで、できたら岡山小学校の校区全体で説明をされたら、今市長が言っておられたようなことが可能になるんではないかなあと、このように思いますので、ぜひまたどっかの機会でそういう場を持っていただけたら、またそれは広がっていくのではないかなあというように思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、岡山小学校の今も言うてるように子ども数が非常にふえていく、そういったことから、学童が今市長も言っておられたように岡山小学校大変なんです。もうご存じのように、今年度も大変狭くて、ほかの施設を借りて間借りをしてというようなことになっておりますが、来年度はもっとふえるんじゃないかというように言われてるんです。 そこで、今後あのままの間借りなのか、それはどのように対処しようとしておられるのか、お願いいたします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 鳥居福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(鳥居広子君) ありがとうございます。岡山の学童クラブ、寺子屋のほうなんですけれども、現在ご利用者数が59人ということでございます。今議員ご指摘がございましたとおり、当初の学童だけですと定員が一応40名ということで、狭いということでご要望をいただいておりまして、実は一緒に整備をさせていただいております岡山ふれあいセンターのほうを施設をお借りをさせていただく中で、この4月から運営を開始をさせていただいております。その中で一応、岡山ふれあいセンターも含めますと、現状では90名の皆さんまで収容が可能である、定員でいきますと90名まで、1.65で割ると90名まで受け入れが可能であるというふうに計算のほうをさせていただいているところです。 その中で一応、今後の見込み、ご利用者数の見込みを、現状の利用率でいきますと、一番ピークを迎えますのが31年、32年ぐらいに利用者数のピークを迎えるということが予測されております。それ以降は、やはり人口の状態がまたちょっと落ちついてきて減ってくる傾向はあるかとは思うんですが、そこで初めて90名を少し超えてくるという状況が生まれてくるというふうに思います。 今後、ただますます最近、学童クラブの利用率も年々高まっている状況もございますし、また今後の住宅地の開発状況によってもまた変わってくるとは思いますが、現状のところはそこまでは、今のクラブの中で施設をお借りしつつ、また高齢者との触れ合いも同時に生まれているということも聞いてもおりますので、逆のいい効果もできてきてる部分もあるのかと思いますが、そういう中で運営をさせていただきつつ、先ほど市長のほうからもありました岡山のコミュニティエリア、今議論をしていただいていることも踏まえまして、総合的にまた判断をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) このふれあいホールを利用されているというのは、岡山のコミセンからの配慮もあって、非常にありがたいことだと思うんですが、なかなかそやけどもそこを利用しようとなると、やっぱり日にち日にち、やっぱり借り物なんで、きちっと中を片づけたりせんならんとか、子どもさんが多くなってロッカーを置きたいんやけども置けないとか、そういうこともありますので、やはり人がふえてきたときにずっと借りのままというんやったら、どっかにそういうようなものができないのか、そういった検討はされないんですか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 鳥居福祉子ども部長。 ◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 今もご回答させていただいておりますが、先ほど教育委員会のほうもご回答されましたが、小学校の整備の方針のほうが決定をされましたら、そこに合わせて、また学童の今後のニーズも踏まえて、何クラブ新設が必要なのかということも踏まえて、総合的に判断をさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) ぜひ、やっぱし間借りなんで、手洗いやとかそういったことでよくごたごたともめてると、子ども同士が言われてるというのも目にすることもありました。私もあちこちほんまに見せてもらいに行くんです。そんなことでありましたんで、ぜひ改善できるようによろしくお願いしたいと思います。 ふるさと納税へ戻りますが、これ先ほどの説明やと、私がお願いしたのは市から市、そういうものでありましたが、近江八幡市に住んでおられる方が他市へふるさと納税をされると、市に対する税収入は減るということになりますよね。どうなんですかね。ちょっと正式にお願いします。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。
    ◎市長(冨士谷英正君) 先ほど答弁の中で申し上げましたように、それは減ります。減った分の75%は地方交付税で充当をしていただける、すなわち25%は減りますね。でも、ふるさと納税で市のほうにも入ってきますからね、その他の分が。いうことで、それは大体マイナスにはならないはずであります。そんなにたくさんマイナスになるような、出ればいいんですが、今のところはそうはなさそうでございますので。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 本当にこんなことを疑ったらいけないのかもわかりませんけど、交付税というのはだんだんだんだん年々減ってまいりますやんね。そういった中で、ふるさと納税の分だけこれは入ってきてるんやでっていうのがなかなか我々には本当にわかりにくい部分もありますので、本当なのかなあと言いながら見ているのが現状ではないかと思うんです。 それから、この住民税の還付の中には県税もあるわけですよね。住民税は40、60というんですか、そういうような分け方で、県民税も減少していくということになりますよね。そうすると、県はこういうことやっておられないんで、ほんな県のことまで心配せんでもええと言われるかもわかりませんが、県はやっぱり税収は少なくなるということになるんですが、その辺は担当課ではどのようにお考えなのか、ちょっと説明。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 野田総合政策部長。 ◎総合政策部長(野田健志君) 私ども、控除、減税対象額の中で、例えば1万円ご寄附いただいて、2,000円は自己負担でございますので8,000円の控除になるわけですが、それの6割は市民税分でございます。で、約4割が県民税分になります。で、県民税分も同じように、先ほど市長が回答されましたように、減収分に対する75%は交付税措置がされますので、25%が減収になるということになります。 県の基準財政需要額。はい、済いません。 ○議長(園田新一君) 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) 済いません、今、制度としては野田部長が回答したとおりでございます。ただ、県の減収分につきましては、当然県の財政力指数によって変わってまいりますんで、うちの場合ですと市長が申しておりましたように75%が一応算定上は返ってくるということでございます。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 今ちょっとわからんかったんやけど、県の財政力指数によってそれは75以上になるということもあるし以下になるということもあるということなんですか。 ○議長(園田新一君) 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) 県は知りませんけども、仮に隣の竜王町ですと、不交付団体ですので、減った場合は減っただけ損ということになりますけれども、ことしは交付が竜王町あるようですが、いわゆる地方交付税の配分による財政力指数によって基準財政収入額と基準財政需要額との差が補填されてまいりますので、税金、市税が減るということは基準財政収入額が減りますので、その差が補填されてくると。で、うちの場合、その算定は75%という、おおむね75というところでございます。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 何か非常にややこしいんでね、これ。それだけじゃなくて、やっぱし収入によってもそれだけできるとかできないとかいろいろなことがありますし、また税金を納めてない人がやってもこれは税金の還付はされないし、特産品だけがいただけると、こういうことにもなりますし、住民税の場合は特に所得税とそれから均等割というんですか、その辺もありますしね。非常にややこしい税制上ということになりますが、これ先ほども言いましたけども、市からほかの市へやられた場合はやっぱし余りたくさん金が残らないということになると、ひょっとしたら事務処理が大変なんで、その職員さんの分だけでも赤字になっていくんではないかなあというようにも思われるくらいの面もあるわけです。でも、市長は、それ以上に市に対してのふるさと納税分があるからカバーができると言われましたけども、やっぱりそういった仕組みもあるということだけは事実ですよね。それで確認よろしいですね。どうですか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 野田総合政策部長。 ◎総合政策部長(野田健志君) 前から申し上げてますように、このふるさと納税は住民税の所得割額の2割の範囲で交付されてることでございますので、所得税が全部持っていかれるというものでもございませんので、その辺は2割の中で、かつ先ほど言いましたように基準財政需要額の減少分については75%の還元があってということになってきますので、引いた分でなってまいりますので、例えば他市に1万円の寄附をされたら75%の差し引き、金額にしますと1,200円の減収にはなるということでございます。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) ふるさと納税は非常にやってるとややこしいんで、これもう私も一遍表につくろかな思たんやけど、非常にややこしくてできませんでした。 そういうことでございましたが、この教育施設の建設は、先ほども私言いました、市が行うのが当然だというように言いました。市長は、そうじゃない、一般の寄附もあるよということを言われましたが、それは以前のずっと昔から行われてきたことであって、私もそれは市から言われたんじゃなくて、自分らで盛り上がってきて、そういうのをしましょうやということでいろんなことをやってきた、そんなような経験もあります。例えば小学校の記念事業に対してこういったものをつくっていこうとか、こういうなもんを買おうやないかという、そういった大きな運動としてやってきたことはあるんですが、やはり今、岡山小学校ということに限定されてきている、これはふるさと納税ができたからやと言われますが、やはり財源が不足してきた、こういった観点からの考え方ではないのかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(園田新一君) 吉田副市長。 ◎副市長(吉田正樹君) 少し視点を変えて話をしたいと思います。 江戸時代は3,000万人の人口なんですね、日本はですね。で、瞬く間に100年たちまして1億超えたんですね。2100年は、今の累計で3,795万人ぐらいになるらしいですわ。 こうなりますと、何が言いたいといいましたら、今までは成長から拡大といいまして、時間軸でみんなが頑張ってきたんですよ。しかしながら、よくよく考えますと、今、ひと・まち・しごととか地方創生の時代が来たわけであります。これは地域の個性とか特性に価値を見出そうという時代が来たんですね。これは空間軸といいまして、ここにみんなが何か思いを投資しようという時代が来たわけでございまして、今、人が減るからというんじゃないですけれども、時間軸から空間軸に変わったというところにみんなの思いを出していこうということなんですよ。 先ほどから議論されてる中、金を集めるためにやってないんですね。それもありますけれど、やはり地域内の産物を出しまして、地域の個性を表に出していこうという時代でございますから、やはりそういったほのぼのとしたことの時代に来たんやということから、これからみんなが地域生命共同体です。お互いに協働でやっていこうと、かかわりを持って物をつくっていく時代が来たということで、今回こういった事業を活用させていただきまして、みんなが参画すると、参画して物事をつくっていこうということです。 もちろん議会の場所でもいろんな議論をやることが市民参画でございまして、これからみんながそういったものをどこかのとこに自分たちの浄財を出せる場所があれば、これは空間軸に投資ができるということやと思いますけど、そういった視点でご理解をしていただきますと少しすっと理解していただけると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 近江八幡は、お土産というんですか、お礼に対して近江牛が非常によく出てるんだというような話もございますが、私はこのお礼というようなことからも考えるならやっぱし、どっかの地域やったな、天童市や。あそこは、こまやとかこけしをやっておられる、こまのお礼をやっておられると。そういったことから、それに携わっておられる方々の地場産業が非常に潤うんやというようなことが書かれてありました。 こういうことからするならば、やっぱりふるさと納税で集めたお金の一部でも地場産業が発展するように、そういった方向にも使うべきではないのかなと思うんですが、そういった考えはございませんか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 吉田副市長。 ◎副市長(吉田正樹君) 議員も寄附をされる要綱は多分ご存じだと思いますが、その中には地域の特性を生かしたという項目もあるわけでございまして、今回の岡山につきましては第8番目やったかな、7番目かね、ここへ組み入れるわけでございまして、多分同じ意義やと思いますが、もちろんそれはやるべきであります。ただ、うちは支持をしてもらわんと寄附は集まりませんから、今後はいろんな仕組みの中で、今より一歩前へ出るような仕組みを講じていくと、これはともにやるということでありますね。ともに発信をやるということから始めていかんとあかんと思うてますので、そこら辺もお互い触発をし合うてやるということで、よろしくお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) やっぱりもう少しちょっとずれるのかなあという観点がいたします。このふるさと納税は、自分のところさえよければいいというような見方がありますし、やっぱり一つのものを奪い合いしているというようなことが言われてます。全国の自治体財政の悪化につながるのであり、住民税の県税収入においては大きな減収になります。このような仕組みのふるさと納税はいかがなものか。 片山善博さんですか、ここの近江八幡市にも来られた先生ですが、ふるさと納税、納税者から見れば2,000円とわずかで、ほとんどは居住地の自治体が負担することで制度が成り立っていること、地方財政全体の現状からしても税収を目減りしてまで特産品の高揚に振る舞う余裕などないはずであることなどを上げて、即刻廃止すべきとも、このようにこの先生は言われておりますし、ちょっと新聞記事の中にもそんなんがありました。返礼率やレア品を求めたビジネスになっており、税制度をゆがめているというような、こんな指摘もあるということであります。公共施設や特に教育施設の建設にふるさと納税を頼りにするべきではないということを再度申し上げます。 私たちは、桐原コミセンエリアの工事においても、現地の桐原小学校を利用して行うべきと主張してきましたが、岡山小学校建設においても、新しい土地ありきでなしに、岡山の小学校の敷地を最大限利用した、こういったものであることを私として提案をさせていただいて、次の質問に移ります。 議第109号健康ふれあい公園の整備工事の第1期請負契約についてでありますが、健康ふれあい公園整備工事の第1期とはプール棟の建設工事と聞くが、正式にはどの範囲までの工事をするのか、説明を求めます。 近江八幡市西部運動公園実施計画業務委託の特記仕様書建築分、その書面の中には以下のように記されていますが、1-5、施設の条件、施設の規模として、プール施設、クラブハウス、屋根つき多目的広場、規模については別紙事業概要書案参照と、このように書いてあって、予定工事が15億円、上記施設の合計額税抜きと、このように記されてあるんです。この時点では、公園内の主な施設の建設費用は全体で15億円としているのに、なぜ今度のプールの建設だけの入札予定額が18億3,300万円と当初価格より非常に高くなっている、なぜこのようになるのか、説明を求めます。 当初の運動公園全体の予算総額はどのぐらいを見ていたのか、説明を求めます。 プール棟の建設についてでありますが、年間経費がどのぐらいかかるのか、どのくらいの市民が利用されると見ておられるのか、費用対効果をどのように見ているのか、以上の説明を求めます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 小西市民部理事。             〔市民部理事 小西正彦君 登壇〕 ◎市民部理事(小西正彦君) 川崎議員の健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約に関するご質問にお答えいたします。 第1期工事範囲については、北川議員にお答えしましたように、プール棟の部分供用開始を行うため、プール棟全体のほか、正面出入り口などの一部外構工事を含めた工事範囲としております。 議員ご指摘の設計業者選定時での特記仕様書につきましては、プロポーザル方式で設計業者の選定を行うために、先進地の事例から算出した目安を提示をさせていただいたものであります。この建設費については、昨年度実施しました詳細設計業務において、施設の利便性や維持管理費を考慮し積算したものであります。この価格差の主な要因は、近年の建設資材費や人件費の高騰などによるものと考えております。 次に、公園全体の予算総額についてでありますが、井狩議員にもお答えしましたとおり、詳細設計時点ではありますが、これまでの用地購入費と造成工事費を合わせた約51億円を予定しており、プール棟の建設費は、3年にわたる工事から年間平均6億円程度を見込んでおります。 次に、費用対効果については、さきの議員にお答えしましたが、施設整備のコンセプトである子どもから高齢者までが利用できる健康増進のための運動施設として、市民の方々が健康増進につなげていただけることであると思っております。利用者予測については、運営の内容や料金の設定にも関係することから、県内外の同様の施設の使用料、民間施設や先進地事例を参考に現在検討しているところでございます。 いずれにいたしましても、公園については市民の方々の憩いの場や健康増進、地震による災害時の防災拠点としての整備を目指してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) るる説明いただいたんですが、やはり当初からこうやって、こないしてわざわざ特記書、特記のこういう部分にまできちっと書いて説明しておられるんです。やっぱりそこはそれが基本だったと思うんです。まだそれが、これを出されたのが27年、ことしの3月31日までに出せという、こういう特記書なんですよね、この設計のなにをするのに。じゃあこれ、まだ年数がそんなにたってない、まだすぐさきに行われたもんなんで、何ぼ目安とはいえ余りにも開きがあり過ぎるというように思うんですが、その辺ではどうなんですかね。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) 済いません、こちらのほうのプロポーザルの仕様につきましては、昨年の5月時点に提示をさせていただいてるものでございます。今議員ご指摘の27年3月31というのは設計仕様、設計書を仕上げていただく期限でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 もう一点、今申し上げましたように、15億円というのは、今日まであちこちの施設を視察をさせていただいて、その段階で設計金額ではなく請負額、実際落札しておられる額、またその建坪ですね、そういう中から坪単価的に試算をし積算をさせていただいた、あくまでも目安でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 余りにも目安と実際とがかけ離れ過ぎましたんで、その辺ではもう少しちゃんと出して、事前にこういったもんですよという説明があってもしかるべきだと思うんです、私たちにね。こんだけ、金額てなもんは全然言われてないわけなんですよね。規模は、いろんな絵はできてきましたが、金額的にはどうなのかというのがこういうことに結果になっているというのが事実ではないですか。 それから、先ほども言われました、市内にはいろんなものがあります。プールがありますし、また民間の施設があるわけです。それから、元気園のプールもあります。利用者やとか年間の経費というのは実際に本当にどのぐらいのものを見ておられるのか、やっぱりそれは示していただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 小西市民部理事。 ◎市民部理事(小西正彦君) 公園の運営に係る管理料という形でお受けさせていただいてよろしいでしょうかね。 先ほども申し上げましたように、施設の使用料の単価、また民間施設の先進事例を今見ながら検討してるところでございますが、あくまでも試算の段階でございます。やはり利用料というのは、運営内容、料金設定、利用者の要因により大きく異なってくると、そのように考えております。 参考に、私ども既に調査を回答いただいたところでしたら、野洲の総合体育館、プールで直近で6,200万円の指定管理料を出しておられます。竜王町の総合運動公園では約6,600万円。東近江の布引の運動公園、プールがございます。こちらのほうで約7,700万円の指定管理料と伺っております。これらの数値を参考に、今申し上げましたようにあくまでも目安ではございますが、年間5,000万円程度になるのではないかなと見込んでいるものでございます。若干、隣の廃棄物処理施設のほうからの余熱を使うという部分のメリットもございますので、目安ではございますが、年間5,000万円程度を見込んでいるものでございます。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 本当に今聞いて、維持費が本当に高くつくんだなあということが実感として残りました。今回の議会の中で、私の前の議員さんたちがいろいろな質問の中で指摘されてきましたように、健全化判断比率について監査報告がこういうのがあった、それからやっぱし実際清算をされた後の負債の額がふえているとか、いろんな指摘があったわけですね。そういったことからするならば、この監査報告に書かれていることが本当に実際となって出てくるんだというようなことも実感してまいりました。 こういったことからするならば、ごみの焼却場やとか学校、コミセン、幼稚園、こどもの家等は絶対に必要性の高いものとなるわけですよね。そういった点からするならば、もう少し今立ちどまってこの建設を考えるとか、一応どういうようにしたらいいのかというのを今立ちどまって考えるべきではないのかなあということを申し上げて、私、次の質問に移ります。時間がなくなりました、済いません。 次に、公用バスの利用について、福祉バスの廃止により、1団体2万円の補助金に制度が変わりました。その後、安全運行を図る面から、民間の貸し切りバス料金が高くなりました。老人会や学童クラブなど、財政が大変苦しくなっています。バスの利用料の補助金を引き上げは考えないのか、説明を求めます。 また、公用マイクロバス管理要綱第2条の4、市が財政的援助をしている団体が公共性または公益性が高い活動のために使用するときの規定をいかにして、例えば民生委員や児童委員などの研修などに公用マイクロバスを使えないのか、もっと使いやすい方法はないのか、説明を求めます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 川端総務部長。             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕 ◎総務部長(川端康仁君) 川崎議員の公用マイクロバスについてのご質問にお答えを申し上げます。 公用マイクロバスにつきましては、議員ご指摘の公用マイクロバス管理要領に基づき使用範囲を定めております。対象者につきましては、先日の加藤議員にお示しをしたところでございます。 議員の言われるもっと使いやすい方法につきましては、従来より、まちづくり協議会等の団体からの使用に関して、関係課を通じて相談がありましたら、可能な範囲で意向に沿う対応もしてきてまいっております。今後も、使用に関して要望がございましたら、公務や公益に寄与することを前提に、関係課と協議し、有効な活用に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。 鳥居福祉子ども部長。             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕 ◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 川崎議員の公用バスの利用についてのうち、ふれあい地域交流活動バス事業の補助金に関するご質問にお答えをいたします。 この補助金は、平成26年度から、老人クラブやふれあいサロンを運営する団体、障害児者団体、学区社協、民児協、放課後児童クラブなどに、団体の研修や外出機会の少ない高齢者や障害者の交流、外出支援などの事業を実施され、貸し切りバスの借し上げ料に対し、1台につき2万円を補助する制度です。 民間借し上げバスの料金が高くなっていることについては、平成26年4月1日より一般貸し切り旅客自動車運送事業の新たな運賃料金制度が実施され、バス料金の計算方法が変わり、バス料金が高くなっているものです。当事業を実施される団体負担分につきましては、借り上げられるバスの大きさ、研修先への距離、参加者数によりまして、1人当たりの負担額も変わってくるものです。 今後も、これまでの同額の定額補助金2万円を上限に補助を行い、多くの団体に対して事業を継続して実施いただき、ふれあい地域活動バス事業に参加される方の負担軽減を図っていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(園田新一君) 質問はありませんか。 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) 加藤議員がこの公用マイクロバスについてお尋ねをしてまいりましたが、市長が言っておられたように、公用マイクロバス本当に、私ちょっと調べさせてもらったんですけども、非常に少ないんですよね。市長、6月までは一回もなかったって言うてはりましたよね。全くそのとおりなの。7月が5回、8月が5回で6日間、ほんでから9月が1回、10月が8回で7日間、それから11月が1回、これは予定も入れてなんですけども、今の現状ではこういうような状況なんです。 本当にどういった形からこういうようになっているのかということを見てまいりましたら、やはり例えば民生委員さん等はどこでこの話をしたらいいのかというのがわかっておられないというのがあると思うんです。例えばこの使用の受け付けの受け付け簿を見てみますと、やはりこの要綱から見て、ちゃんと担当課に言わんとできないという、こういったことがあるので、その辺では、まちづくり協議会だとかもっとほかの団体への周知がもっと徹底されたらいいのかなと思うんですが、そういった担当課からに対してのそういった団体への説明というのは行われていないんですか、お伺いします。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 川端総務部長。 ◎総務部長(川端康仁君) あくまでもこれまでの話でございますけれども、先般、加藤議員の話にもございましたように、本来は議会にもっと使っていただきたいというのがこの公用マイクロバスの当初の設置目的だったと思います。議会もなかなかそうしょっちゅう出られるわけではございませんので、じゃあ今度は行政が使わせていただこうかと。今度は、じゃあ今川崎議員がおっしゃいましたように一般の方でも、私冒頭初問でもお答えしましたように、あくまでも公的な部分、公益的な部分について市のいろんな施策に協力いただいてる皆さんに使っていただいてもいいのではないかということで、一昨年ぐらいからまちづくり協議会ぐらいを皮切りに、だんだんと使用単位を広めていっているところでございます。 今後も、もう既に今例を挙げていただいているように、民生委員さん等には周知されていくことだとは思うんですけれども、ちょっと余り手広くしますと、今度は実際本当に市が使いたいときに使えないというのもございますので、徐々に、言い方はおかしいですけども、様子を見ながら周知させていただきたいというふうに思います。 ○議長(園田新一君) 川崎益弘君。 ◆19番(川崎益弘君) きのうの市長の話にもありました。議員は一般市民から見たときに、議員には政務活動費というのが渡されているわけですよね。そういったことからするならば、公用マイクロバスを使うということがどうなのかということが問われてくるんではないかなあ、このように考えるわけです。ですから、全体で行くとかそういうのはまた別の問題でありますが、会派で行くとか個人で行く、そういうのはやっぱりそれは考えるべき問題であろうかと思います。 先ほどからも申し上げておりますように、本当に使っている課というんですか、これもほんまに人権・市民課、人権・市民相談というんですか、そこが3遍、高齢介護が1遍、農業委員会が2回、市民部危機管理が2回、あとは学校教育課、それから都市計画課、まちづくり、総務、それから秘書課、こういうように皆一遍ずつなんですよね。非常にやっぱり大きなバスなんで、担当課から使われるというのは非常に難しいと思うんです。そういった点からも、やっぱし先ほども言いましたように、多くの外部で頑張っていてくださる団体さんにぜひ使えるように、ぜひ周知徹底をしていただきますようにお願いを申し上げまして、終わります。 ○議長(園田新一君) 冨士谷市長。 ◎市長(冨士谷英正君) 川崎議員のおっしゃってること、意味はわかります。それは本当にいいのかどうなのか、一度議会で議員の皆さん方で腹割ってしゃべっていただいたらどうですか。 例えば他のいわゆる自治体の議員団が視察に来られる、そうするとやっぱり送迎しますわね。できなくなりますやん、それ。予定にもうこちらが使うようになってたら、ほかの団体が。そういうことでもいいんですか。例えばよその共産党の議員団がばあっと来られたと、やっぱり送迎してますわな、現在も。それできませんで。それやったらまた、何であそこ出してこっちせんで、こういうになりますから、一遍議会で腹割ってね。 僕は、先ほど総務部長が言いましたように、このバスはもともと議員の先生方の勉強用といいますか、それで昔から僕はあるように思うてる。どこの自治体でもあるわけですよ、議会バスというの、大体は。それを一般に広げたら、それ悪くはないですよ、有効利用ですから。でも、これは際限なく広がるという心配もあるんですよ。そしたら、本来の目的から外れて、議員の皆さんが、あるいは我々がどっか行こう、視察に行こう、そういうになったとき、いやもう予定が入ってる、使えへんねや、それは何のバスかわからないでしょう。それで本当に川崎議員がいいとおっしゃるんならば、真剣に考えますよ、行政は。議員の皆さん方が使うことは物すごい制限されます、今度は。それでいいんですかということなんですよ。 だから、一度議会で議員の皆さんでしゃべってください。それを言うてください、また。 はい、以上。 ◆19番(川崎益弘君) ありがとうございました。 ○議長(園田新一君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。 以上で個人質問の全てを終了しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第3 質疑 ○議長(園田新一君) 次に、日程第3、質疑に入ります。 9月14日に追加提案された請願第5号について、1名から発言通告がありましたので、これを許します。 小西励君の発言を許します。 小西励君。 ◆9番(小西励君) 創政会の小西励でございます。 請願第5号小1すこやかサポーターの継続を求める請願について質疑をさせていただきたいと思います。 まず、請願趣旨の中段にございました、担任の先生の目の届かないところでの子どもの見守りや授業援助やさまざまな事務処理等の手伝い等と書かれておりますが、さまざまな事務処理等の手伝い等というのはどのような仕事のことをおっしゃっているのでしょうか、詳しくお示しください。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 紹介議員であります竹尾耕児君の回答を求めます。 竹尾耕児君。             〔1番 竹尾耕児君 登壇〕 ◆1番(竹尾耕児君) チームはちまんの竹尾でございます。 まず、小西議員の質疑にお答えする前に、この請願をまず真摯に受けとめてくださり、小西議員には敬意を表します。ありがとうございます。 小西議員の質疑にありました、事務処理等とは具体的にどのようなことなのかということでありますが、学級担任をしていますとたくさんの日常あるわけでございます。プリントの回収でありますとか、あとは忘れ物のチェック、また落とし物など、なくしたものが子どもさんどなたのものかを確認していくと。学級経営にかかわる事務というものは本当に多岐にわたります。 この事務処理等に関しまして、学級担任の先生と、またすこやかサポーターさんとの間でそれぞれ差異があるかとは思いますが、主に提出物のチェック等々が当たるのではないかと考えています。 ○議長(園田新一君) 質疑はありませんか。 小西励君。 ◆9番(小西励君) ありがとうございます。 サポーターの仕事の中で、担任の先生にさまざまな事務処理等の手伝い等が含まれているのでしょうか、お答えいただけますか。 ○議長(園田新一君) 回答を求めます。 竹尾耕児君。 ◆1番(竹尾耕児君) 原則的には含まれておりません。 ○議長(園田新一君) 小西励君。 ◆9番(小西励君) 原則的に含まれていないということであるのであれば、ここに上がってくること自体がどうなのかと思うわけでございますが、ご説明をお願いいたしたいと思います。 ○議長(園田新一君) 竹尾耕児君。 ◆1番(竹尾耕児君) これを上げられた、請願を上げられた方の認識の中にそのような事務処理も仕事の範囲であるというふうな認識があったのではないかと思いますが、日々学級経営を進めていく中で、学級集団というものは日々子どもたちの成長とともにまた集団も成長していくためのものでございます。でありますから、多少の範囲外の業務をするということは現場レベルではあると思います。また、請願者がそれをすこやかサポーターさんの仕事だというふうに認識されていたという事実はあるのかなというふうに考えております。 ○議長(園田新一君) 小西励君。 ◆9番(小西励君) 本年度、5校に小1すこやかサポーターが入っていただいているわけでございまして、この5校全てにおいてこういうことが行われているという認識でございますか、お答えください。 ○議長(園田新一君) 竹尾耕児君。 ◆1番(竹尾耕児君) 済いません、私も5校全て回らせているわけでもありませんので、またその辺の成果、課題等につきましては教育委員会のほうが熟知しているのではないかなと思います。 ○議長(園田新一君) 小西励君。 ◆9番(小西励君) 前の議会でもお話をしたんですけど、請願を受けて紹介議員になられるのであれば、大変申しわけないんですけれども、そこら辺のことも少し詳しくお調べいただいて、請願に賛同して請願を出していただくと、そういう紹介を趣旨のもとにしていただければありがたいと思いますので、詳しく勉強をしていただけるようにお願いをしたいと思います。 質疑でございますんで、私の意見は聞いていただかなかったことにしていただいて結構でございますんで、事務処理等はやはりサポーターの仕事でないというのが私の認識ではございますので、これは今おっしゃっていただいた5校全て確認ができていないということでございますけど、もし今、竹尾議員がどこかのこの5校の中で条件的に知っておられるところがあれば、どこの小学校かということを教えていただけませんか。 ○議長(園田新一君) 竹尾耕児君。 ◆1番(竹尾耕児君) 私も毎日の様子を見させてもらっているわけでもありませんし、このような請願の中で私の認知が不足しているのではないかというご指摘に関しまして、また情報等々で不十分な点があったのでございましたら、後日、採決までには小西議員初め全ての議員の皆様に周知していただけるよう、実態の調査には努めてまいります。 ○議長(園田新一君) 小西励君。 ◆9番(小西励君) ありがとうございました。次、閉会日に討論がございますんで、そこでまた議論したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(園田新一君) 以上で小西励君の質疑を終わります。 竹尾耕児君、ご苦労さまでございました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第4 決算特別委員会の設置及び委員の選任 ○議長(園田新一君) 次に、日程第4、決算特別委員会の設置及び同委員の選任を議題とします。 お諮りします。 ただいま議題となっております議案中、議第72号平成26年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、22人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、議第72号については、22人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 引き続き、お諮りします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付しております一覧表のとおり指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました議員を決算特別委員会委員に選任することに決しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第5 委員会付託 ○議長(園田新一君) 次に、日程第5、委員会付託に入ります。 本定例会に上程しました案件は、お手元に配付しました議案付託表のとおり、所管の各常任委員会及び決算特別委員会に付託します。 来る9月30日の再開日に審査報告が願えますようよろしくお願いします。 なお、各常任委員会は、17日及び18日に予算常任委員会を、24日に総務常任委員会及び産業建設常任委員会を、25日に教育厚生常任委員会を、それぞれ第3・4委員会室で開議されます。産業建設常任委員会は午後1時30分から、その他の常任委員会はいずれも午前8時30分から開議されますので、ご留意願います。 また、決算特別委員会は、本日、本会議散会後、第3・4委員会室で開議され、委員長及び副委員長の互選をよろしくお願いします。 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。 9月30日は定刻から本会議を再開することといたします。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。               午後4時4分 散会              ~~~~~~~~~~~ 会議規則第88条の規定により下記に署名する。  平成27年9月16日      近江八幡市議会議長           園 田 新 一      署 名 議 員           辻   正 隆      署 名 議 員           奥 田 孝 司...